2010年11月08日

消えたい…死にたい…


 秋もずいぶん深まってきましたね。

 秋の空もきれいに澄み渡っています。

 最近、低調ぎみだったあきのこころでしたが

 一昨日より、抜け出すことができました。

 具合が悪くても「騒がず心を静かに」を実践して

 いたためか、うつ症状が小さくなって行った感じです。

 また盛り返してきても、呼吸法・洞察で乗り越えるでしょう。

 そのうち、だんだんうつ症状が少なくなって、最後には

 でなくなるでしょう。


 気持ちの落ち込みがある時は、どうしても

 ただただ不安になったり、怖さを感じたりするそうです。

 普段はなんでもないソルトの事が、低調時には

 「姿を見るだけで怖いという感情が出てくる。

  不思議だよね。ぽぃぽぃ。全部ぽぃする。」

 と言います。

 ソルトは最近とってもやさしいです。

 うつ症状がそういう気持ちにさせているんだねと

 確認しながら過ごしています。

 そんなあきですが、今日は元気でソルトの仕事に

 ぜひ着いて行きたいと言って一緒に出かけて行きました。

 嬉しそうにぴょんぴょん跳ねて・・・。



 昨夜はなぜか「一人暮らししてみたいなぁ~」と言っていました。

 「でも、先日みたいに、消えたいとか死にたいとかいう

  気持ちが湧いてきたら一人じゃ困るでしょ?」というと

 「ううん・・・大丈夫。

  消えたい死にたいは治ってもたまに出現するって

  先生言ってたでしょ。そのうち回数が減って出なくなるって・・・

  だけど今はその気持ちは湧いてきても、先生が言うように

  自分を客観的に見られるようになってきた。

  あ・・・今消えたいって思ってるなぁ~って

  まるで他人事のように自分を見られる。

  確かにその時は辛いんだけど、それに振り回されない

  自分がいるの・・・。

  そう思っている気持ちを静かにあるがままにしていられる
  
  ようになってきた。

  そうすると、気分が良くなってくる。

  きっと、私はその点では悟りを開いたんだと思う」

 と言って、

 「私が悟りだって、笑っちゃうよねぇ~」

 と大爆笑! 笑いころげていました。

 何言ってんだか・・・(笑)

posted by シュガー at 12:17| Comment(4) | TrackBack(0) | うつ | 更新情報をチェックする

2010年05月15日

うつを知る・病気を知る


 あきは、ここのところアトピーがまたまた悪化。

 昨年までは顔に出なかった皮膚炎が顔が一番ひどく

 あと足もひどい状態です。

 「普通になりたい・・・普通で良い」と最近言います。

 うつ病になるまでは、あれもしたい、これもしたい
 
 夢はいっぱい持っていました。

 挫折もしました。でも夢は持ち続けていたのです。

 でも、当面の目標は『普通になる』事らしいです。

 皮膚科のセカンドオピニオンとして昨日ソルトが

 他の皮膚科へ連れて行きました。

 私がいけなかったのですが、前回、いつもかかっている皮膚科で

 もらった強いステロイドを「怖い」と言ってしまってから

 あきは薬を着けなくなりました。

 今回、セカンドオピニオンとして訪れた病院の医師は

 なんと、いつもかかっている病院の医師と知り合い。

 そいういうのって多いんですよね・・・汗

 でも、今回行った皮膚科の先生は、アトピー専門ではない

 といいつつも

 アトピーはどういうものか

 アトピーだとどうして皮膚炎になるか

 ステロイドがどうしてダメと言われているか(リバウンドについて他)

 ステロイドを使ってもリバウンドしないにはどうしたら良いか

 どうやって薬を使うか

 など、30分以上もかけてあきと向き合って話をしてくれたそうです。

 そして最後に

 「顔の状態は重症だね、でもアトピーは体質だから治せないけど

  アトピー性皮膚炎は治せるんだよ」

 と言われたそうです。

 そして、強い中でも弱めのステロイドを出してくれて

 1~2週間付けて良くなってきたらすぐ止めず、アレルゲンの元に

 なっているものを排除しつつ段階を追って弱い薬に代えて行くそうです。

 今回、セカンドオピニオンに行って一番よかったのは

 あき自身が納得してアトピーに向かい合い、薬を使用できるということです。

 「病気」自体の治療法は変わらなくても、医師の対応次第で

 患者が良くも悪くもなるんだと改めて感じました。

 病気自体を知る。そして患者自身がしっかり認識し対処していく

 ってことが大事だと思いました。



 さて、それをうつ病に照らし合わせてみましょう。

 病院へ行って「うつ病とはどんなものか?」というのを

 医師、あるいは看護師などから説明をちゃんと受けた人はどれだけ

 いるでしょうか?

 「どうしたら治るか?」というをちゃんと教えてくれたでしょうか?

 前回にも書きましたが、あきがうつ病と言われた時、私たち夫婦は

 うつ病に対して何の知識もありませんでした。

 初めておそるおそる受診した精神科では
 
 「ここのセロトニンの取り込みが悪くなっているのがうつです。

  だからこのセロトニンの取り込みを良くするお薬を出します」

 そして別のパンフレットを渡されて「読んでおいてください」

 そこには、先ほどのセロトニン取り込みの図や生活の仕方が

 書いてありました。

 でも、それだけでは多くの人が改善していないなって

 一言も教えてもらえませんでした。

 うつ病とは何か? どうしたら治るか?

 それを教えてくれたのがマインドフルネス総合研究所でした。

 人に言われて傷ついたこと。怒ったこと。不安になったこと。

 自分はダメだと思ったこと。悲しくなったこと。とってもがまんしてること。

 仕事がハードで疲れてしまったこと。

 そういう事がストレスとなること。

 そういったストレスがどうして身体に影響を及ぼしてしまうかということ。

 ストレスがどうやって脳に伝達され、脳の血流が悪くなると

 どういううつ症状や身体症状が出るかということ。

 では、そのストレスが脳を攻撃しないようにするにはどうしたらよいかということ。

 その方法、そのやり方、その訓練。

 ストレスを受けてしまった脳は、どうやったら回復するかという方法。

 
 皮膚科のセカンドオピニオンも同じです。

 ちゃんと説明してくれれば、ちゃんと教えてくれれば

 本人も取り組むことができます。

 家族も協力することができます。

 だれもが、病気に対して理解と納得ができれば、

 治す努力ができる。立ち向かっていく勇気が出るのです。

 最初に行った精神科を止め、今は「あきさんは私ががんばって良くする」

 と言ってくれたクリニックの先生に出会えました。


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 拍手いただいたお返事遅くなってすみません。

 ★こたろうさん【5月11日】
  良くなってこられたようでほんとによかったぁ~
  不調の前に何があったか。案外良く考えてみると
  だんだん分かってくるようですね。
  良い日が長くず~~と続きますように!

 ★「愛」をこめてさん【5月13日】
  はじめまして!拍手ありがとうございます。
  ヤフーに載っていたんですか?ちと恥ずかしです。
  お辛い状況ですね。私はここに娘がいるだけで
  幸せ者です。また遊びに来てください。

ラベル:うつ 非定型うつ
posted by シュガー at 11:37| Comment(0) | TrackBack(0) | うつ | 更新情報をチェックする

2010年04月09日

家族の理解と協力がうつを治す!

 あきの姉(私たちの長女)が帰ってきています。

 3日休暇を取って親友の結婚式&披露宴に出席するためです。

 あきの姉は、ソルトに言いたいことをポンポン言います。

 あきにはそれができません。

 子供のころからなぜか家族に遠慮があります。

 言いたいことも言わず、多少の事はがまんしてしまいます。

 たぶん、子供のころ、ソルトが非常に短気だったことがトラウマになって
 
 いるのかもしれません。

 「あきの事、怒らないだろ? パパはあきが好きだよ」と

 最近よく声をかけています。

 確かに、ここ5~6年 自分で思うところがあったようで怒らなくなりました。

 それでも、あきはソルトの機嫌を時々気にします。

 ソルトが怒るのは、愛情表現が旨く出来ないためだと気が付いたのは

 結婚してからだいぶたってからでした。

 小さいころに父親と別れ、母親に育てられました。

 義母は働いて食べさせて行くことにせいいっぱいで、十分な愛情をかけて

 いなかったように思えます。

 ソルトは子供が病気をすると、心配のあまり怒ります。

 御茶碗を落としても、怒ります。

 そんなことがあきのトラウマになってしまったんだと思います。
 
 私はどっちかというとあっけらかんとした性格で、細かいことをぐグジグジ

 考えることが苦手ですし、そんなことしていたら飽きてしまいます。

 ま・・・あきの病気の事もグジグジ考えず、良いと思うことに突進してしま

 います。それがあきにとって良い事だと信じるしかありません。

 多少しつこい性格なので、あきも「ほっといてよっ」て思うこともあるとは思いますが・・・

 うつが治って、社会に出てからは一切口出ししないつもりでいます。

 ってそれが当たり前の事なんですけどね。


 さて、話は変わりますが・・・

 うつ病の治療には絶対的に家族の理解と協力が不可欠だと思っています。

 おかげさまで、ソルトも温和になり、あきの非定型うつの病気治療を全面的に

 サポートしてくれています。

 時々、ネットなどの情報で、家族に協力してもらうどころか理解されていない

 辛い文章を目にします。

 たぶん、家族はうつがどういうものか分かっていないんだと思います。

 家族がうつになったことによって、心配が怒りや病気自体を排除したい気持ちに

 変わって、つい本人を責めてしまっているのではないでしょうか。

 実は、家族の理解のなさが異常なくらいの強いストレスを与えてしまい

 なかなか治らなかったり、または悪化させているということに気が付いて

 いないようです。

 怠けてる・甘えてる・だらしない・情けない・・・・

 また一家の大黒柱が発病した場合は、もっと悲惨な状況だと思います。

 確かに、さまざまな手当はありますが、働けない、ごろごろしている

 寝てばかりいる、辛い辛いとばかり言う、家事も手伝わない
 
 子供も見てくれない・・・

 奥さんの苛立ちは想像するに余りあります。

 でもやはりうつ病は家族の支えが必要なのだと思います。


 マインドフルネス総合研究所に通い始めて、すぐ声をかけてくれた男性が

 いました。

 「マインドフルネスって最初は胡散臭いって思いませんでしたか?

  思いますよねぇ~ ほんとにこれで治るのかなって」

 「私もそう思いました。いかがですか?よくなってますか?」
 
 「はい、すごく良くなってますよ。今までは何度も会社に戻ろうと思って

  がんばったのですが、何度も何度も挫折しました。

  でも、マインドフルネスをやってみて、今回は絶対大丈夫だ!って

  感じるんですよ」

 この言葉は、通い始めてすぐの私達の強い希望の光となりました。

 その男性は、必ず奥様と一緒に参加されていました。

 わからない事はどんどん質問されていました。

 そして、会社復帰されました。

 その後、セッションには奥様だけがいらっしゃっていました。

 「主人が仕事で来られなくても私が来て勉強しなければと思うんですよ」

 どうやら順調にお仕事されているようでした。

 奥さんのご苦労と愛情は痛いほどひしひしと伝わってきました。

 
 私はマインドフルネスのセッションにはぜひご家族や恋人などと

 一緒に行かれるほうが良いと思うのです。

 うつに対しての勉強と理解が深まり、どうすれば良くなるか
 
 改善するか、治るか・・・

 家族一丸となってうつに取り組んでいけるからです。
posted by シュガー at 17:13| Comment(0) | TrackBack(0) | うつ | 更新情報をチェックする