2010年04月01日

悪かったころ・・・

 今日は、スタートの日ですね。

 社会人一年生になるあきの友人達も、今頃入社式を終えているでしょう。

 新入社員に呼び掛ける朝のCMがありましたが、就職できない状況の

 娘を思うと胸が傷んじゃいます。 しょうがないですね。

 あきは、これから本格的に完治に向けて治療だけに専念するスタートとなります。


 さて、昨日の夜、ドグマチールを飲みました。

 2日開けたことになります。

 でもやはり昨日は離脱症状が強く出ていて、自分で2日置きと言いながらも
 
 あまりの辛さに「ずっと一生飲み続けてもいいかな・・・」なんて

 弱気な事を言います。でもそれはすぐ撤回。

 元気になると、また「がんばるぅ~~~」などと言い出すんですが・・・。

 主治医には、辛ければ一日置きに戻していいですよ。と言われましたが

 あき自身が嫌がります。

 そこで、色々と調べた結果「一日おきにして量を四分の三にしよう」

 という提案をしたら乗ってきました。

 減薬は20%から25%以内で少しずつ行うと辛いけどうつを誘発するほどでは

 ないだろうという見解を見ました。

 そこで、早速、「ピルカッター」なるものを購入しようとしましたが

 ソルトが薬局で聞くと

 「今売れていなので、どこの会社も撤退しているんですよ。

  もしどうしてもというご希望があれば、探してみますが5000円前後します」

 とのこと・・・

 そこで楽天で検索してみました。

 ありましたぁ~ 安いしクラッシャーも付ければミリグラム単位で調整できます。

 主治医に意見を得て、これでやってみようという話になりました。



 さて、今日はだいぶ調子がもどってきたようです。

 昨夜ドグマチールを飲んだので安定したのかもしれません。

 でも調子が戻ってくるということは、やはり非定型うつは良くなっている

 と考えて良いのではないかと思います。

 ただ、最近は、過眠だったのが夜眠れない日が2日ほどあったり

 急に食べたくなったかと思うと、急に食欲が無くなったりしてる

 不安定な状況です。

 これも離脱症状の一部だろうと思います。

 また「うつが改善されてくれば症状が変わる」と言っている人もいます。

 どちらとしても、騒がず、あわてず、静観するのがよろしいかと・・・。

 
 話は変わりますが、昨年夏から具合が悪い時に書き始めた表があります。

 どうにか治したい、楽にしてあげたいと思考錯誤の中、状況を記録して

 おこうとしたものです。

 これはマインドフルネスのセッションが始まるまでの2カ月間、具合が

 良い時は本人が、悪い時は私が聞いて記入しました。

006.jpg

 ・無印は体調が良い ・△は少し悪い ・○は悪い ・◎は最悪

 .日付のピンクは朝、黄色は昼、青は夜

 写真は8月21日から27日までの一週間のもので、夜の不安発作が起き始めた

 ため、デパスを頓服として服用し始めたころです。

 このころは、デパスが良く効きました。

 なので、夜不安になりそうになったらすぐ飲むという体制でいたので

 夜の◎が無いところもあります。

 あきが非定型うつじゃないかと気が付いたのはこの後の9月半ばごろです。

 マインドフルネスのセッションに参加するようになってからはテキストを付ける

 ということが最大の課題でしたので、こちらの表付けは自然消滅しました。

 ただ、今年の1月にはカレンダーに体調が悪いと×、あまり良くないと△

 体調が良い日は○を付け始めたのですが・・・。

005.jpg


1月は14日と15日が○であとはほとんど×

 △の日がちらほら・・・

 29日にはずっと×だったのがやっと△になって、本人

 「やったぁ~」という言葉とハートマークを二つ描いています。

 それくらい、辛い日がず~~~~~~っと続いていました。

 良くなってきたのは2月の半ば、卒業旅行で近場の海外に行く前と

 行っている間。

 でも、帰国後、完全に落ちました。1週間ほど寝た切りになってしまいました。

 それでも、その後徐々に持ち直し、3月はほとんど悪い日はありません。

 ただしドグマチールの断薬で落ちましたが・・・。

 でも、今日のように持ち直してくるくらいですから、しっかりマインドフルネスが

 身に付き始めたということだと思います。



 今日は、ちょっと前を思い出してみました。

 あのころに比べると、ほんとに良くなりました。

 
※下記のバナーをクリックして応援してくださると嬉しいです。

  人気ブログランキングへ

 
 
ラベル:うつ 非定型うつ
posted by シュガー at 15:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 回想 | 更新情報をチェックする

2010年02月20日

うつ病、発症(2)

 卒業旅行に近場の海外に行っているあきからは

 未だに何の連絡もありません。

 これって体調が良いってことでしょうか・・・?

 心配しつつも「便りの無いのは無事な証拠」と

 デンと構えることにしています。


 さて、前回の続きを書きます。

 あきがそんな状況になっているのを、私たちはまったく気が

 付かなかった訳ではありません。

 大学2年の冬・・・

 「あきの様子がおかしい。うつっぽいよ」と私が言いました。

 なんかぼ~っとしていて、声をかけても返事をしない。

 表情が暗い、沈んでいる感じ。

 何かあったのかとたずねても何も言わない・・・・。

 そんな状況が2~3日続いたのですが、すぐに精神科へとはやはり

 言えませんでした。

 そこで、「何か取りついてるのかも・・・お祓いをしてもらおう!」

 私は無信心ですが、ふとそう思いました。

 ちょうど厄年にかかっていたので、あきに

 「今年は後厄年なのでお祓いしてこよう」と言って半ば強引に

 神社でお祓いしてもらいました。

 「様子を見て、まだおかしかったらその時、心療内科へ行こう」

 とソルトと話し合っていました。

 ところが、それから数日、いつものあきに戻っていたので

 「お祓いが効いたね!」よかったぁ~」なんて・・・

 今から考えるとなんでその時にもっと深刻に受け止めてあげなかったのか

 親の責任を痛感しています。

 その時は、まだうつ症状でうつ病まで行ってなかったのかもしれませんが

 ほんとに、後悔先にたたずです。

 昨年6月 飛び込んだかなり遠くの大学病院の精神科で

 (本来なら予約制なのですが、何も分からずそのまま行ってしまって

  でも、看護婦さんが親切にしてくれて待ちましたが診てくれました)

 あきはその頃、いわゆる「腑抜け」状態でした。
 
 返事はせず、下を向いて、ボーっとした状態。くら~い感じ

 就職活動はドクターストップがかかりました。

 あきがポツポツ話す中で、医師は「躁うつ病かもしれない」と言いました。

 顔から血の気がすっと引いたのを覚えています。

 うつ病と躁うつ病はまったく違うということだけは知っていたのです。

 じゃ・・・治らな? と頭に浮かんでしまいました。

 どうやらあきが

 「以前バイト先で疲れるとハイな気分になった。帰りの電車の中で

 大泣きしてしまった」

 と言ったことで、そう診断されたのだと思います。

 後日、予約を取って行った総合病院の精神科でも、今通っているクリニックでも

 「疲れてハイになることは人によってあることです。その時だけハイになるのなら

  あきさんは躁うつ病とは考えにくい」と言われました。

 さて、総合病院の精神科に通うことになったのですが・・・・

 その先生が頼りなくって不安ばっかりつのりました。

 ジェイゾロフトを出してくれたとたん、めまいでバタバタ倒れるようになりました。

 それでもそれを止めず、1か月たっても良くならないのに反対に増やしたら

 めまいで起き上がれなくなりました。

 薬が効いている様子はまったくありません。
 
 また、私が色々調べる中で

 「うつ病は朝が辛い」と書いてあるのに、

 あきは夕方から体調を崩します。

 それを先生に「うつと症状が違う」と聞いたところ

 「う~~~~ん う~~~~ん」と唸ってばかり

 そして「うつにも色々あるようですし・・・」

 本気で、大丈夫かな! って思いました。

 体が重くて動かない、微熱が続いている、胃がむかむかする

 と訴えても「う~~~ん う~~~ん」と首をかしげる

 どうして? と聞いてものれんに腕押し状態。

 改善はちっともしないまま、8月の終わりになりました。

 そんな中、ひとつのサイトに出会いました。

 赤坂クリニック理事長の貝谷久宣先生の「非定型うつ」に関する

 ページです。http://www.fuanclinic.com/byouki/karada.htm

 ハッとしました。あきの症状とほぼ同じ!

 今は、むかむかして食事がのどを通らないけど、数か月前までは

 「私、過食症かも・・・」と言っていたくらい爆食いでした。

 朝は比較的元気で、夕方から夜体調悪化。

 楽しいことがあると笑える。うつのスイッチが切れたよう。

 また、このころから、夜8時くらいになると強い不安発作が起こるようになり

 胸をたたいたり、動悸がひどく息が荒くなったり、大声で泣き出したり

 していました。

 まさに、この症状!

 私はある決心をしました。 病院を代えよう!

 
 
※下のバナーをクリックして応援してくれるとうれしいです。

人気ブログランキングへ

 

posted by シュガー at 11:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 回想 | 更新情報をチェックする

2010年02月19日

うつ病、発症

 あきが卒業旅行に出かけているので、ちょっと振り返って
 
 書き込みします。

 実際にあきがうつ病を発症したのは、大学2年の夏と思われます。
 
 高校2年の時、家の経済状況が悪化し、行きたい大学があったのに

 当時、塾にも行かせることができず、中高大一貫の女子高にいたため

 そのままその大学へ入ることにしました。

 始めは家から1時間の距離にあるキャンパスに行く予定でしたが

 そのキャンパスがあきの大学入学とともに閉鎖。

 結局、都心の本校で通うことになりました。

 家から都心まで約2時間。

 経済的にアパートや寮に入ることができず、通うことになりました。

 家の近くに友達もいて、その子も通うということだったので

 安心していたんですが

 大学入学とともに、バイトを始め、責任感が強く負けず嫌いのあきは

 休むことなくバイトに入りました。

 単位も目いっぱいとって、月曜から金曜、朝から夕までびっちり授業

 その後、都心でバイト・・・夜の10時半まで・・・

 終電で帰宅して夜中の1時過ぎ・・・

 バイトを減らすように、休むように何度も何度も言いましたが

 バイト先から「今日休みがでちゃったから入ってくれない」と言われると

 無理してでも入る。そうやって休みがまったくない月もありました。

 ほんとに怒って何度も止めたのですが

 「バイトして夢をかなえたい」と言っていたあきでした。

 行きたい大学をあきらめ、将来成りたいものになれなず、

 また次の夢を追ってバイトして・・・

 夢をかなえるために色々と調べまくって

 でもやっぱりその夢もかなわなかったのです。

 では、また次の夢・・・次の目的・・・・

 でも、どうしても経済的に大きな壁がありました。

 結局「どうも変」と思ったのは大学2年の夏だと言います。

 そのころには、資格もたくさんとらなきゃと勉強もしてました。

 「体が疲れるとハイになる、とっても明るくなっていたの

  帰りの電車は泣く場所・・・周りの人が変に思うくらい

  おいおい泣いてた。 その時にすぐに おかしいの

  って言っていたら、もっと早く治っていたのに・・・」

 どうも変だと思ったあきはバイトを辞め、もっと自宅に近い

 バイトで、時間に余裕をもったところに行くことにしたのです。
 
 でも、本来の負けず嫌いで、「ここまでできる?」と言われると

 それ以上の仕事をしないと気が済まない。

 そんなこんなで、1年ほどでまたバイトを代えました。

 そのころには病状が悪くなっていたようです。

 そこへ持ってきて私の病気・・・死に至る病気の疑いがありました。
 
 (手術で完治することができましたが)

 私には明るい笑顔で励ましてくれましたが、実際は影で

 たくさん泣いていたようです。

 バイトに行ったけれど、辛くて結局休み

(休む事自体許せない自分がいたようですが)

 都内を泣きながら歩きまわったそうです。

 バイトの終わる時間になると、涙を拭いて笑顔で帰宅。

 そんな日が続いていたころ、いよいよ就職活動が始まります。

 そして2008年の秋 胃痛を訴えるようになりました。

 内科で胃カメラを飲みましたが異常なし。

 少しストレスがあるようですと言われました。

 始めは、就職活動が苦になっているのかと思いました。

 そんな中でも就職活動をし、最終面接まで何度か行くことが

 できました。そして2009年5月。

 もうここで決まりかな? と思った会社へ行くという1週間前

 やはり胃の調子が悪いので、私の主治医にみていただいたところ

 「内科的には問題ありません。精神的な要素が大きいです。

  拝見してもうつ状態のようです。早めに精神科か

  心療内科へ行ってください」と言われました。

 その瞬間

 それまで細い糸でつながっていたあきの精神がぷっつりと音を
 
 立てるようにしてキレました。

 それから2か月あまりの状況は記憶にないそうです。



 続きはまた後日・・・。

※下のバナーをクリックして応援してくれるとうれしいです。

人気ブログランキングへ

 

 
ラベル:うつ 非定型うつ
posted by シュガー at 10:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 回想 | 更新情報をチェックする