まず、質問されましたのでお応えします。
『あきさんは今、病院に通っているんですか?
具合が悪くなる事はないのですか?』
以前の記事にも何度か書いてはあるのですが・・・。
あきは、昨年夏に最後の受診をして、その後の通院はしていません。
医師からは「治っているので断薬できたらもう来なくて良い」
と言われ、昨年12月、うつ病のすべての薬を断薬し終えて
今では、通院もせず薬も飲まない寛解の状態です。
この状態を身に付けたマインドフルネス療法の奥義(笑)
を持って再発しないように自分自身をコントロールし
5年経過すれば、完全に治ったと言えます。
現在の状態はすこぶる良好です。
呼吸法をベースに自己洞察法を行い、それにプラス現在は夜
ストレッチをしているそうです。そうする一段と体調が良いとのこと。
昨年2月14日のバレンタインディより勤め始め1年以上経過した仕事を、
具合が悪くなって休む事も無くきちんと続けております。
最近、お料理教室に通い始め、家でも色々と作ってくれるようになりました。
ソルト(あきの父)が毎回食べるたびにうるうるして感激しています。
また、先日より私と一緒にジムに通い始めました。
これから、ほぼ毎日夕食後に一緒に運動+泳いできます。
今月中旬には、姉と姉妹二人で海外旅行に行きます。
アトピーも落ち着いていて、ぼろぼろだった足のアトピーの痕も
すっかり治りました。
気分が落ちることも無く、外的要因(人間関係)にも振り回されることなく
季節や天候(環境)に振り回されることも無く、身体症状も出る事は無く
いたって普通です。
うつ病はもちろんの事、難治性と言われる非定型うつ病でも、
マインドフルネス療法ではちゃんと治ります。あきがその証拠です。
さて、質問のお応えはこんな事でよろしいでしょうか・・・。
今日は、新型うつ病と非定型うつ病は違うものだったというお話・・・。
以前は、新型うつ=非定型うつ だと思っていましたし、
世間でもそいういう認識だったと思います。
でも、どうも違う気がしてきていました。
あきは怠け者でもいい加減でも甘えでも無く色んな事に前向きで
きちんとしていて自分に厳しすぎるくらいの子です。
以下の記事にも書きました。
http://mindfulness.seesaa.net/article/162023217.html
でも症状は『非定型うつ』の特徴をすべて含んでいました。
その後、調べた事の中に下記のような記事がありました。
**********************************************
非定型うつ病の3つのタイプ
1.不安恐怖症状が目立つ
非内因性の単極型
発症による性格の変化有
強迫性、類ヒステリー性格
自殺企図は稀
人格の成熟度が低い
2.拒絶過敏性が顕著
気分反応性がある
過食や過眠などの逆転した自律神経症状
発症による性格の変化有
類ヒステリー、外向性性格
自殺企図は稀
人格の成熟度は普通
3.強い抑制、鉛状麻痺が顕著
過食や過眠などの逆転した自律神経症状
発症による性格の変化はなし
安定、外向性性格
自殺企図は有
人格の成熟度はやや高い
http://mindfulness.seesaa.net/article/162935076.html
************************************************
こうやって見ると、非定型うつの1と2は
発症による性格の変化有 ですから、もともとの性格と
違う性格(わがままや甘えが出るのかも)になってしまうのか?
3は性格の変化無なのであきはこれに当てはまるかも・・・。
2と3は人格の成熟度が普通あるいは高い訳ですから
甘えや怠けなどという言葉ではかたずけられません。
ところが、新型うつは「もともとの性格的なものもある」という事です。
ほんとうかどうかは別として、そうだとすると、すべてが
非定型うつ=新型うつ の構図はありえないんですね。
実際、マインドフルネス総合研究所の大田先生のブログにも
「私があった非定型うつ病の人は、わがままではないし、
鉛様麻痺感があって学校や仕事に行きたいのに起き上がれない。
やはり誠実、一生懸命の人が多いです。」
と書かれています。
http://blog.canpan.info/jitou/archive/2340
非定型うつ病の大きな特徴に『鉛様麻痺感』があります。
これはうつ病でベッドから起き上がれない。
疲労がひどい。
身体がだるい。
と言うものとはまったく違います。
ストレスがかかると、まず手足が重くなってきます。
そして身体が重くなり崩れるように横になります。
本人に聞くと、強い重力がかかったようだと言います。
昔、遊園地で洗濯機の絞り機のようなドラムでぐるぐるまわされて、
壁に遠心力で身体が張りついた様になる乗り物がありました。
あの感覚のようです。
手を動かそうにも身体を動かそうにも話をしようとしても何もできない。
それが30分から数時間にわたって起こるのです。
あきは以前、鉛様麻痺感がどういうものか分かって来た時
ストレスがかかり手足が重くなると急いで自分の部屋のベッドに
走っていきました。1秒ごとにどんどん身体が重くなるからです。
そこで横になり、呼吸法、洞察法をして重力に逆らわず身を任せ
「あるがまま」という状態にしました。
そうして早くそこから抜け出せるようになりました。
さて、話はもどしますが、色々と考えても非定型うつの人が
甘えや怠け癖があるとはどうしても考えにくいのです。
非定型うつ病のご家族の方々。
ぜひ、本人を理解してあげる努力をお願いいたします。
治すためには、家族の理解は重大なポイントとなります。
「甘え」「怠け」「わがまま」と捉えないでください。
たとえそのような態度を繰り返していても「病状である」と
理解してください。
病気にかかる以前からそいういう態度であったかどうか
もう一度さかのぼって思い出し、確認してみてください。
いつまでも辛い思いをさせないように。
ぜひお願いいたします。
娘さん、もうすっかりいいようで、本当によかったですね。
私の知り合いのウツの人も、2年服薬、1年経過観察の末、断薬。
今ではまったく薬も飲まず、普通に生活しています。
やっぱり自分自身で調子の波をとらえ、
それを上手に乗り切る方法を体得したようです。
みな、苦労すればなんとか方法を見いだせるんですね。
我が家の娘はずっと頑張っていましたが、
頑張りすぎて去年の夏に過呼吸となり、入院しました。
そこで、多くの看護士さんたちから、同じ病気の人の話や、
物事の考え方、病気への理解など、いろいろ聞かされ、
それまではなんとか治ることだけを考えていましたが、
ようやく、病気と向き合う、ということができるようになったみたいです。
それから数か月後、初めて脳波をとりました。
そして、それまでシュガーさんのおっしゃるところの
「鉛様麻痺感」・・
おそらくウチが医者から説明されていた「転換性障害」
のことだと思われるのですが、それが、実は、
脳波異常によるものだと分かりました。
つまり、うつ病によるものではなかったのです。
そこですぐに抗鬱剤がカットされ、別の処方となり、
徐々に効いてきて、今はすっかり鉛様麻痺から解放されました。
脳波も落ち着いたようです。
やはり、ウチの娘もいろんなことに前向きで、それでも体がついていかない、
という状態でしたので、あきさんに似ているなと
思っていましたが、実はそんな病気が隠れていたのでした。
今はその病気の症状をお薬で抑えながら、
精神安定剤の頓服に時折お世話になるような状態でいます。
もちろん、また無理をすればうつ病的な症状が
出るのかもしれませんが、
とりあえずは、今のところ回復傾向にあるようです。
いつもお気にとめていただいて、本当にありがとうございます。
あきさんもウチの娘も、まだ若いのですから、
これからいくらでも可能性に挑戦できますよね。
ずっと応援していきたいと思っています。
ぴあのさん
コメントありがとうございます!
同じ年頃の娘を持つ同士。
なんとなく気にかけたいしているものですね!
「転換性障害」という病名を初めて聞きましたが
以前、医者にそのような話もされました。
「倒れてしまうのだけど、倒れるにも安全な
方に倒れる病気もある」と言われた記憶があります。
反射神経はちゃんと働く病気ということらしいですね。
うちの娘は大うつからうつ病になり非定型うつ
もプラスされたという病状でしたので
その診断はおりませんでしたが・・・。
「転換性障害」は
手足がしびれたりするんですね。
「鉛様麻痺感」とは少し違うようですが
いずれにしても辛い病気ですね。
うつ病だと思って治療していても、実際は
全く違う病気であることも多いようです。
医者の見立てってほんとに大事ですよね。
回復傾向にあるとの事ですので、病名がわかり
きちんとした治療法が分かったのでしたら
きっと大丈夫ですよ!
また、娘さんはがんばりやさんだからきっと
良くなる!絶対!祈ってます!