先日、あきは仕事帰りに映画を見てくると出かけて行きました。
帰って来たのは夜遅く・・・
「何見たの?」って聞いたら
「ツレがうつになしまして。自分と同じだった・・・・」
感想を聞こうと思ったら
「ま・・・とりあえずママも感想聞くより
自分で観た方がいいよ」などと言っていました。
そして昨日
「実は、ツレがうつになりまして。を観はじめてすぐ
映画館を出ようかと思ったの。
辛かった時期の事を思い出して苦しくなった。
でも、最後まで見たよ」とポツリと言っていました。
マインドフルネス療法を始めて先月で2年が経ちました。
あきは、その経過の事を話し始めました。
が・・・そのお話はまた後日・・・。
今日はおだやかさんからコメントを
いただきましたので、またまたあえてここでお返事
させていただきます。
ぜひ、皆様にもご紹介したいからです。
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>あきさん、自分の目標に向かって頑張っていらっしゃいますね。
自分で決めて、相談することも自分で決めて、自分の目標に
向かった行動を起こす。これは、マインドフルネス心理療法によれば、
「意志作用の活性化」ですよね。
●その通りです! 意思→決定→行動 ですね!
最近あきは、重要な事は私に相談するより
主人(ソルト)に相談する方が多くなっています。
父娘関係は非常に良好!ソルトはほんとに怒ると言う言葉
が辞書から無くなったかのようにおだやかになりました。
性格が代わったんじゃないんですね。
捉え方が代わったんだと思います。
>前回は、私の駄文を記事にして頂き、恐縮です。
励みになります。
●いえ!こちらこそ、毎回参考になる素敵なお話を
ありがとうござます。
>さて、今回のテーマですが、僕からも一言。
やはり、言わない方が無難でしょうか。
言わないで行っても何も薬物療法には影響無いですからね。
●そうなですよね!病院の治療とは交わる所(接点)が無いんです。
だから平行して行えるんですよね。
>回復すれば、「おっ!俺(私)の処方した薬が効いたんだな。」
なんて、思っちゃうDrもいらっしゃるかも知れませんから。
それはそれでいいんですけどね。
あまり当人のうつ病治療には重要なことではないので。
●感謝の気持ちって大事ですね。
主治医に薬を処方していただいたのですから、
一時的にでも対処ができたということで、その点では
ありがたく感じていていいんじゃないでしょうかね。
「マインドフルネスで治ったんだから医者の処方の
おかげじゃないよ!」って私も思いがちでしたが
そうではないですね。
確かに治ったのはマインドフルネスのおかげだと思うけど、
薬がなければやはり辛い時は乗り越えられなかったかも
しれないですよね。
精神科医の先生にはほんとに感謝感謝です。
>些細な言葉でくじけてしまううちは、マインドフルネス
心理療法にのめり込む位ガンガンやった方が良いと思います。
抗不安薬で凌ぐのも一法ですが、理想的には減らしてゆきたい。
根本的解決にはならないから。
●ガンガンですか! ほんとにガンガンできれば
回復もすごく早いと思います。
20年も患っていたおがやかさんが数か月で抗うつ剤を止められた。
それはすごい事です。回復と同時に薬を減らすというのは
「完全に治ってやるぞ!」という意味です。
根本的にうつとさよならするという意味です。
あきは薬が身体に合わず、副作用もでるだけでなく、止める時も
体質で離脱症状が強くでます。他の人がすんなり止められる薬を、
何カ月もかかって減薬しています。実際に減薬を始めてすでに
1年以上かかっています。
ドグマチールを断薬すだけでも長い時間を要しました。
少しの量を減薬するたびに辛い思いをします。
それでも、最終的にすべて断薬するぞ!うつ病とさよならするぞ!
という意気込みはあります。
マインドフルネスというアイテムを身につけているから
できることなのですけどね・・・。
>僕もそうだったんですけど、マインドフルネス心理療法の肝
みたいなものが直感的に分かると、続けるのが苦にならないです。
それまでは、何でこんなことやってるんだろうって考えることも
しょっちゅうでした。
「後から分かって」くると、加速度的に回復も進むし、
あの時の課題はここに通じていたんだとか理解できて、やる気が
出てきますよね。そうするとますます、回復してゆくという
好循環にはまる。
●『心理療法の肝みたいなものが直感的に分かると』
マインドフルネス心理療法のポイントはココですね!
ここが分かった時がターニングポイントです。
それからの回復は早いですよね。スピードがどんどん付いてくる。
どんどん良くなってきて、目力が付いてきて、表情がしっかり
してきて病状の回復が周りにも分かるようになるんですね。
セッション10まで終了しても、そこが分かるまで参加する事
ができるのは、ありがたいと思っています。
あきはマインドフルネス総合研究所でセッション10を過ぎても
かなり長い事、セッションに参加していました。
最後まで面倒みてくださると言うか・・・。
治るコツをつかむまで指導してくれるというか・・・。
ほんとに感謝でした。
>僕も今でも性格は変わらないし、些細な言葉に傷つくし、
波もありますよ。でも以前と何が違うかって、
回復するスキルを持っているので、思考しなくなったですね。
自動的に呼吸法のスイッチが入っちゃうみたいな。
その内に、浮き沈みするものは消えていっちゃうよって
言う感じで。傷ついた自分も、波をかぶった自分も、
皆過去へ流れて,消えてゆきます。
だから、マインドフルネス心理療法を始めると決意
したのだったら、強い意志で続けて欲しいですね。
●そう!性格は変わらない。自分が自分で居られる
というのがマインドフルネス療法ですね。
認知行動療法は思考の歪(ひずみ)とか言われて
自分の生きてきた事、性格、全否定されている気分になります。
その点、マインドフルネスは自分を変えなくていい。
そこがほんとに素敵です!
性格は個性です。
人間には、やさし心ばかりでなく、意地の悪い心
嫉妬心、ねたみ、そねみ・・・・など色々あります。
あって良いんだと思うんです。それが自分ですからね・・・。
『自動的に呼吸法のスイッチが入っちゃうみたいな。』
完全にマインドフルネス療法を自分の物にされていますね。
短期間に、すごいですね!
これからも時々ご意見聞かせてください。
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マインドフルネスの良いところばかりを言いましたが
実際にマインドフルネス心理療法を始めるには相当の
覚悟(治したいと強く願う事)が必要です。
回復のためのプログラム、毎日課題をこなさなきゃいけない・・・
(課題はセッションを受けるごとにステップアップします)
毎日苦しくても呼吸法をしなければいけない・・・。
日記を書かなきゃいけない・・・。
運動もしなきゃいけない・・・。
朝早く起きるように努力しなければいけない・・・。
できなくてもOKと言われても、やはり課題をこなせば
こなすほど良くなるのは確かですからね。
当然、独学でマインドフルネスを行おうとしても非常に
無理があります。ちゃんとした指導者に指導してもらって
始めてターニングポイントに行きつく感じです。
特に最終的に到達する40分の呼吸法は、最初はほんとに
苦になると思います。
回復し始めるとその40分の呼吸法をやることは苦
にならなくなり、次第にやる事=楽になる
という構図が出来上がっていくんですね。
はっきり言っちゃいますが、マインドフルネス療法を
実際に行うのは、最初のころは大変だと思います。
でも、先生の指導のもと乗り越えられた時、
回復・改善・完治が待っています。
時々思い出しますが、参加者の方の中には課題に従った
内容の日記をびっしり書いていました。隙間なく。
質問もたくさんしていました。
先生とのメールのやり取りもかなり行った人も
いるようです。私もあきの様子から何度も相談に
乗っていただきました。
そうやって回復していきます。
私のこのブログを読んだだけではマインドフルネス
療法の100分の1も話していませんし独学で勉強しよう
としても回復は望めません。
たぶん、今出版されているマインドフルネス療法に
ついての本を買って独学でやろうと思っても無理が
あると思います。辛い時、心がくじけそうになった時
投げ出したくなった時、いつでも相談できる場が
必要なんです。適切な回答が必要なんです。
その時一番効果的な方法や、物事の捉え方のチェンジを
するための助言が必要なのです。
苦しい時は、洞察の方法さえ忘れて苦しい事に捕らわれがち
それをまた軌道に乗せてくれるのが先生の助言です。
意味が分かっても繰り返し繰り返し助言してくれることで
その場になると思いだせるようになります。
そういう場に出会えたことは、ほんとに幸運でした。
ただ、最初はやっぱり「胡散臭い」って思いましたけどね(笑)
昨日、ソルトとそんな話になって
「最初はへんな信仰宗教に勧誘されるんじゃないかとか・・・
壺を買わせられるんじゃないかとか・・・
多額の寄付を要求されるんじゃないかとか・・・
正直心配したよね」
「そうそう!笑えるよね!」
と言って爆笑しました。
おがやかさんは、そんな事心配しなかったのかな?
その時は真剣だったけど、今では夫婦で思い出しては
笑っています。
ラベル:うつ病
またまた、私のことを取り上げて頂いて、恐縮です。
僕が、シュガーさんのブログと出会って、山梨の佐藤先生の所に最初に行ったのは、去年の年の瀬でした。
最初は無料相談会を行って下さっていたので、とにかく、行ってみようと、妻と幼い子供を連れて、高速で松本から山梨へ向かいました。
佐藤先生と奥様のお人柄と言いますか、相談に真剣に乗って下さり、参加費用等の説明もしっかりありましたので、後は、僕の決断でした。「まあ、これで、良くならなかったら、また、主治医の基で薬物療法を中心に地道に向き合ってゆこう。」そう思っていました。
後は、私の妻の存在が大きいです。彼女は私のありのままの姿を受け入れてくれます。常に理性的な客観的意見を私に与えてくれます。彼女は山梨への参加について「やってみたら。」と背中を押してくれました。
そんな訳で僕は、最初の導入の部分で、山梨の佐藤先生の所に通う決断をしたのです。それからは、素直に真面目に、講義を聴き、課題を出来るだけこなすよう心がけました。
シュガーさんやはちみつさんを始め、ここまで来るのに、インターネットを通じてお世話になった方々、また、私の主治医、佐藤先生,太田先生、職場の方々、友人、そして何よりも両親、親戚、妻、愛娘・・・出会った人全てに支えられて僕は与えられた今を生きています。
全ての人々に生かされている感謝を込めて今を生きています。
マインドフルネス心理療法との出会いによって、少しでも多くのうつ病患者さんが回復の道を歩まれると良いなあと願っています。
そして僕もこの先もマインドフルに人生を歩んでいくつもりです。
あきさんは頑張っていらっしゃいますね。
先日、福井の講演に最初で最後となってしまいましたが、
参加をしてきました。
近県からも何人かおられたようですが、
福井も患者さんが多くいらっしゃいますね。
その講演の中で、おだやかさんの感想文が紹介されました。
本当に良くなって嬉しく思います。
大変、素晴らしい活動ですね。
私も、いつか、
カウンセラーとまではいきませんが、患者さんの力になれる、そんな活動ができたらと思います。
コメントありとうございます。
いろんな人に支えられてるんですね!
特に奥様はほんとに素敵な方ですね。
病気のご主人をしっかり支えていらっしゃるんですね。
きっと完治しますよ!そう信じています。
はちみつさん
お久しぶりです。
福井に行かれたんですね。
大田先生のマインドフルネスに出会って
多くの人が治った事が実証されている
すばらしい活動だと私も思います。
治った方が活動に参加される事は素晴らしいと思います。