『マインドフルネス療法をやるとほんとに治るの?』
というメッセージをいただきました。
「シュガーさんのブログを見てやってみたいなと思う
でも、呼吸法とかでほんとに治るの?」
私も、そんな自問自答は嫌というほどしました。
私より、きっとあき本人がもっともっとしたと思います。
辛いのに一向に改善が見られず投げ出したくなった時も
何度も何度もあります。
「もうマインドフルネスやらない!」って
言って泣いた事も一度や二度じゃないです。
「マインドフルネスで治そう・・薬も効かないんだから
それしかない」と思った次の瞬間
「でも・・・・ やっても無駄なんじゃないか」という気持ちが
湧いてきます。
マインドフルネス総合研究所の先生に
「こんなことで本当に治るのか、騙されてるんじゃないかと思う」と
ぶつけた時たあります。今考えると大変失礼な事を言ったのですが
他の参加者が良くなって行く感じが見えているのに、
あきの様子が良くなってない焦りがありました。
その時先生は・・・
「不思議ですよね・・・
どうして治るのかと言う理屈、道理は科学的にも分かっていても、
これでほんとに治るのかって自分でも思った時があります。
でも、諦めずに続けた人は全員改善しています。
完治している人も多くいます。
長く続けた人でも2年。3年目にはもう改善完治して
セッションには参加されないんですよ」
マインドフルネスで治すために大事なことは
セッションに必ず参加する。
課題を自宅で継続して行う。途中で止めない。
つまり自分の治したいという意思が大事ということですね。
私はマインドフルネス療法についてこう考えました。
☆呼吸法=薬・注射
つまり、呼吸法をすることによって、交感神経の興奮を
副交感神経を優位にして鎮める。
悪い所に薬を使ってそれを治めるのと同じように
薬や注射のような役目がある。(先生もそうおっしゃってました)
☆洞察=包帯・ギブズ
洞察を行うことによって思考しないようにする。
あれこれ不安がって思考したりイライラしたりすると
ストレスホルモンが異常に分泌されて、またまたうつの
症状を悪化させる。つまり傷口を広げるような事になる。
傷口を広げない、障らないようにするのが洞察。
そう考えると、傷口をカバーする役目。包帯やギブスと同じ
役割なのかと思います。
☆有酸素運動(ふりふりグッパー体操など)=リハビリテーション
有酸素運動によって脳の血流を良くする。
それによって、思考停止や物忘れなどを改善する。
動きにくくなった脳の活動を少しずつ動かすようにリハビリして
最後には通常に動かせるようにする。
【一番大事なのは呼吸法(薬・注射)、でも傷口を広げないように
洞察(包帯やギブス)をすると早い回復が得られる。
そして一度機能を失ったかのように見える脳の運動を
有酸素運動(リハビリテーション)で回復させる。】
マインドフルネス療法は、薬も器具も使わず、人間の持つ治癒力
を引き出して回復・完治させる方法なのです。
だから時間はかかる・・・時間はかかるけど確実に改善・完治を目指せます。
どのくらいかかるの?って良く聞かれます。
うつ病で1年~2年 非定型うつ病で2年くらいと言われています。
でも、ちゃんとセッションに参加して、ちゃんと自宅で課題をする。
治すからやる。諦めないという本人の気持ちが一番大事だという事です。