2010年08月02日

ソルト、あきに謝るの巻き


 先週金曜日の話です。

 東京に住むあきの姉から朝早く電話がありました。

 「今、駅にいるんだけど具合が悪い」との事。

 症状を聞くと、どうやら食あたり? みたいな感じ

 「動けない」と駅の救護室へ・・・

 「救急車を呼ぶのは嫌。もっと困っている人がいるかもしれないでしょ」

 とのことでガンとして救急車を呼びません。

 非常に忙しい中、ソルトが飛んで行くことになりました。

 その時「あきも手伝ってくれ」と言うのであきは

 姉のために毛布を用意したり、水を用意したりして出かけました。

 結局、昼ごろ着いて、姉をピックアップして、病院へ・・・

 ところがソルトの仕事が・・・急いで戻らなければならない状況に

 病院へ送り届け、あきを姉に頼んで帰ってくることになりました。

 「え?あきを置いてくるの?だってあきだって病人だよ。

  それに、薬持って行ったの?」と聞くと

 薬は持ち忘れたとの事。

 それでもあきは「私は大丈夫。薬飲まなくたって!それよりお姉ちゃんが大事」

 としっかりした口調。

 昼は安定剤だけなので問題ないが夜はそういうわけにはいかない

 と思いつつも、今の状況を解決するためにはあきに頼むしかない。

 結局姉は「急性腸炎」 疲れと暴飲暴食? 

 「なんか悪いもんでも食べたんじゃないの?」と後から笑い話になりましたが、

 (それから3日、今日も会社を休んでいます。)

 何度も電話で連絡を取っていましたが、その中で

 ソルトが姉に電話して状況を聞こうと思ったそうですが

 あきが出て「お姉ちゃん電話に出られる状態じゃないよ」というと

 「病院へ行ってなんて言われたんだ!どんな薬をもらったんだ!

  血液検査はしなかったのか!ちゃんと先生に聞いたのか!」

 矢継ぎ早に、それも強い口調であきに言ったそうです。

 あきはそれを聞いて「パパが怒ってる」と思ってしまいました。

 ソルトは心配になると怒って言ってしまうことが多々あります。
 
 本人は怒ってるつもりはないそうですが・・・

 「私は診察室に入っていないから分からないよ・・・・」といいつつも

 薬の説明書を読んだりしてしっかりした対応をしました。

 それでも「パパが怖い」がまたまた頭を持ち上げて来ました。

 結局、病院で薬をもらって、食事のお弁当などを買っていたら

 姉がしゃがみ込んで動けなくなったそうで・・・

 お店の人にたのんで一緒に抱えてタクシーを拾って

 姉のアパートまで行ったそうです。

 あきはその後も大活躍! 洗面器を用意したり、ポカリを買いに走ったり。
 
 姉の看病をしました。

 ソルトの仕事が結局夜遅くになってしまって、終わって即効

 車で、私も一緒に姉のアパートに向かいました。

 ソルトは東京へ2往復。

 あきは昼ごはん夜ごはんを食べたものの、薬は一切飲んでいません。

 心配で心配で気が焦りました。

 それでも、姉のアパートに着くと、体調は悪そうでしたがしっかりして

 いました。即効!もって行った薬を飲ませました。

 どうしても実家に帰らないという姉に、食糧や水を冷蔵庫に入れて

 三人で帰りました。

 その後、あきは具合が悪くなりました。

 ソルトは「俺が強く言ったからだな・・・・あきに謝らなければ」とポツン

 「え?」って驚きました。

 あきがこの病気になったとき、ソルトは

 「あきのうつ病が俺のせいだと言うのかっ!

  謝るなんて絶対ありえない!俺は悪くない!」と言っていたソルトです。

 翌日の昼食時にあきと顔を合わせるや否や

 「あき・・・ごめんな・・・パパは怒ったつもりはないんだけど

  どうしても心配になると大きな声になるし、強い口調になっちゃうんだ

  パパは怒ってないよ。でも怒ってるって感じちゃったなら・・・ごめんな

  あきは一生懸命やってくれた。家族のために役に立ってくれた。

  ありがとな・・・。」


 あきは下を向いたままでしたが小さくうなずきました。

 そして今日、あきとソルトは皮膚科の病院へ行きました。

 「診察が終わったよ!パパにスタバでキャラメルとアイスクリームの

  コーヒー買ってもらったよ!」と嬉しそうに電話してきました。

 あきの非定型うつ病発覚から1年。

 家族は徐々にお互いの気持ちが分かるようになってきました。

ラベル:うつ 非定型うつ
posted by シュガー at 12:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 近況 | 更新情報をチェックする
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