私も母に大好きな胡蝶蘭を贈りました。
ところが自分がもらうことなんてすっかり忘れていましたら
あきが恥ずかしそうに私の所へ来て
「はい・・・」と渡してくれたピンクのリボンのついた箱
「お姉ちゃんと私から・・・」
それを見ただけで、どっと涙が出てしまいました。
若いころ、年寄りはどうして嬉しい時も泣くんだろうと思いましたが
実際、自分も泣いてしまいました。
あきには、おこずかいも満足にあげられていないのに・・・と思うとまた涙・・
お姉ちゃんは一人暮らしで大変なのに・・・と思うとまた涙・・・。
箱を開ける前から号泣きです。
中には、素敵なストールが入ってました。

ソルトが「ママが好きな色合いと柄だね。似合うね」と言ってくれて
あきも嬉しそうでした。
「ママ、いつもほんとに迷惑かけてごめんなさい。ありがとう」
と言ってくれました。
「迷惑なんてかかってないよ。あきがいるだけで幸せだよ」と
心から言いました。
ほんとに嬉しかったです。
さて・・・・
そんな事があった後、あきとソルトは夕方から劇場鑑賞に行く予定でした。
ところが、午後から状態が悪くなりました。
呼吸法したり洞察したり・・・・。
どうしたんだろうと思っていたら
「疲れだから大丈夫・・・無理しても行ってしまえばきっと良くなる」
と言っていました。
どうやら、前日、マインドフルネス総合研究所に行くのに、慣れない私の運転
だったためと、ここのところの外出でかなり疲れが出ていたようです。
「行きたくない・・・休んでいたい」という気持ちからぐっと体調が悪く
なりまったようです。
少し身体が重くなってきたようですが、いざ出かけるという時には
しっかり歩いて車に乗りました。
私は母の日なので一人でのんびりするようにと劇場に行く途中の温泉に
行くことになっていました。
温泉について、心配してあきを覗き込むと、かなり具合が悪そう・・・
それでも、大丈夫と言うので温泉にゆったり浸かることにしました。
あきの事は心にあったけど、おかげさまで日ごろの疲れがすっかり取れました。
帰り、迎えに来た車に乗っているあきを見たら、もう元気!
立ち直り早っ! 以前に比べてほんとに自分でコントロールする
事ができるようになってきたようです。
以前は、具合が悪くなると3日は寝込んでいたのに・・・。
しかし、最近のあきは良く笑います。ほんとに良く笑う・・・。
マインドフルネスの先生がおっしゃっていましたが
「具合が悪くなった時、それ以前に何があったかを知る」
ということが大事だそうです。
何か人に言われた事に反応したか?何かに気を使ってしまったか?
不安になるような出来事がなかったか? 怒りになるような出来事がなかったか?
自分はダメだと落ち込むような事がなかったか?
また、具合の悪くなる直前でなくても
前日に疲れるようなことはしなかったか?
変わったものを食べたり飲んだりしなかったか?
具合がぐっと悪くなる時、ほとんどが何かエピソードがあるはず。
それに早く気付いて、呼吸法や洞察をして回復させたり
落ち込んだり、怒ったり、不安になったりしないように
次からは避けるようにする。避けられないものなら、思考を捨てる・止める
という行動をして、嫌だダメだと心の中で騒いで大きくしない。
あきの場合、訓練のおかげさまで事前に何があったか起こったかに
振り返って思い起こすができるようになりました。
昨日も
疲れている だから 行きたくない そう思ったから 具合が悪くなった。
というように・・・。
こういう訓練も「自分を知る」という事につながるのだと思います。