個人面談を30分ほどしてくださいました。
最初に始めるときの初めての個人面談以来です。
セッション10に入り、一つの区切り目というのと改めて
「これでいいんだろうか? よくなっているんだろうか?」という
あきの不安と疑問が出てきたためです。
先生にお願いすると快く受けてくださいました。
ちょど、あきの状態も良く、アトピーも良くなり、ちゃんと自分で受け答えが
できる状態でしたので、かなり話ができ自分でも納得できたようです。
話の中で、何ができていて、何が弱いかが分かりました。
「呼吸法をしている間は、思考が浮いてきても捨てることができます。
でも呼吸法を止めたとたん、思考がどんどん湧いています」
という事に対して
「生活の中の思考を捨てることがまだ弱いんですね。
思考が湧いてきたら他の物に目を向けてください。
フリフリグッパー運動をするとか、テレビを見るとか
本を読むとか、散歩に行くとか・・・何かに集中してください」
と言う先生の話を受けて奥様が
「掃除機をかけていると、ふと思考が湧いてくるんですね。
そんな時は、掃除機をかける事に神経を集中します。
そうするといつの間にか思考が消えている事に気が付きます。」
何かほかの物に目を向け、集中する。
生活の中での思考を捨てるというは、そういうことでできると
改めて分かりました。
また・・・
「アトピーなどで辛い時、受け入れるというのが難しいです。
仕方ないと受け入れるというのが、我慢するになってしまいます。」
「我慢するというのと受け入れるというのはまったく違いますね。
受け入れるというのは、そのままにしておくことです。
アトピーが悪くても、そのまま、我慢するのではなく
そのままにして他の事をする。集中できることをする。
嫌だ嫌だと思ってはストレスになります。
我慢もストレスになります。
だから、そのままにする。嫌がらない。我慢しない。」
「頭では良く分かりました。でも実際は難しいですね
でも頑張ってみます」とあきが言うと
「難しいですが、できるともっと治ってきます」
その他も色々とご指導いただきました。
私は、
「思考はうつが治ってきたら考えてもいいんですよね。
今は、良い事も悪い事も思考を止めていますが・・・」
と言うと先生は
「そのとおりです。うつが完治しなくてももう今からでも
良い事は考えてください。最初は良いことも悪いことも
止めるように言っていますが、ある程度になれば
良いことや、楽しいことなどは考えてください」
と入れました。
なぜ、良い考え(ポジティブ思考)も止めるかというと
うつ症状が強い場合は、良い考えが悪い考えに以降しやすいのです。
たとえばファッション雑誌を見ていて
『かわいいお洋服!色もデザインも素敵!私にに合うかな?欲しいな~』
と思います。そこまでで止められればOK
『欲しいなぁ~ でも働いていないからなぁ~贅沢だよなぁ~
欲しいと言って親に迷惑かけられないしなぁ~』
『どうしてこんな病気になったんだろう。みんな働いているのに・・・
嫌だ嫌だ!辛い辛い・・・』
と言う風に、ポジティブ思考がネガティブになりやすい時期なのです。
治るまで、ポジティブ思考もネガティブ思考もストップします。
さて、事前にいただいていたチェックシートを提出しました。
これはセッションの終了近くなるといただくものです。
マインドフルネスを始めたころの状態と、最近2週間の状態を
点数にして記入していくものです。
それによると、明確に良くなっている事が判明しました。
鉛様麻痺感、過食、過眠、不安発作 などなどかなり軽減されています。
マインドフルネスを行う前は、点数が低く(0~100までで0が悪い100が良い)
最初は1項目20点~40点くらいなのが、今では60点から90点。
驚きです!
特に、非定型うつで辛い鉛様麻痺感が出ていません。
「鉛様麻痺感は1カ月くらいどうですか?」と先生に言われると
「まったくありません」とあきがはっきりしっかりした声で言いました。
「眠いのはどうですか?」と先生にきかれると
「午前中は眠いです。朝ちゃんと起きてごはんを食べて
その後眠くなる日があります。」とあきがこたえましたが、
「でも1日中寝ている事はなくなりました。
以前は、1日中寝ていました」と私・・・
非定型うつは、眠気が半端じゃないそうで、一日20時間も寝てしまうことが
あります。
「それも良くなっていますね。眠くなったら散歩に行くとか
フリフリグッパーするとか、何かやって眠気を覚ましましょう」
と教えてくださいました。
過食についても、あき自身が思っているよりもあまり食べていないようです。
「波があるから、体調やうつ症状が悪いと良くなっていないと思いがち
ですが、こうやって見るとかなり良くなっていますよね。
それを自分で自覚して、良くなっているんだと思いながら訓練
するとより良くなってきます。」と言われました。
あきと私は、ただただうなずいていました。
ほんとに良くなってきたと思います。
SSRIなどの抗うつ剤がまったく効かず、副作用も強いため
止めてしまいましたが、マインドフルネスでここまで良くなる
とは、ほんとに思いませんでした。
マインドフルネス総合研究所のマインドフルネスは月約2回
1回に1回に1テキストをやります。
自宅に持ち帰って、それを実行し記録します。
通常でしたら10回のセッションは5カ月で終了しますが
あきの場合、具合がわるかったりしてなかなか進みませんでした。
結局昨年10月から始めて今月で7カ月になります。
他の人より、歩みはかなり遅いですが着実に回復してます。
「セッション10が終わっても、気が済むまで完治したと感じるまで
セッションに参加してください。」と言ってくださいました。
あきは、非定型うつ病になったことは不幸なことかもしれませんが、
マインドフルネス療法に出会ってほんとにラッキーだったと思います。