夏ほととぎす
秋は月
冬雪さえて
すずしかりけり 道元』
あるがまま・・・・あるがままに・・・
人間は誰もが自分の思うままにならないと腹が立って愚かな事をしてしまう。
あるがまま・・・・あるがまま・・・
以前から見たいと思っていた『禅 ZEN』を見ました。
地元のTSUTAYAに行っても、いっつも貸し出し中でした。
なぜこのDVDを借りたかというとマインドフルネスの根源だからです。
マインドフルネスは宗教ではありません。
ですがその原点は、仏教のヴィパッサナ瞑想だからです。
ヴィパッサナ瞑想というのは仏教で2つの瞑想の一つです。
(御釈迦様が蓮の花に座って瞑想している仏像や絵を見たことがありますよね)
ひとつはサマタ瞑想といって心を静める瞑想。
そしてヴィパッサナ瞑想は洞察・観察を中心にした瞑想です。
で、この瞑想こそ、道元が日本に広めた『禅』なのです。
先ほども言いましたが、マインドフルネス療法は宗教ではありません。
言い換えればヴィパッサナ瞑想の宗教色をとってしまって、良いとこ取り
だけしてしまった感じでしょうか?
映画の中にも出てきますが
厨房係の僧が道元に「米がほとんどありません」と報告すると
そばにいた幹部の僧が「それでは粥にしなさい」といいます。
「粥にするにも足りません」というと
別のそばにいた僧が「おもゆにしなさい」と言います。
「おもゆにも足りません」というと道元が
「それでは、白湯を飲んで座禅をしましょう」と言います。
これがあるがままの姿なんだろうと理解しました。
米がなければ無いなりに・・・そのまま あるがまま
また道元は、戦いで勝利したものの、その死霊たちに取りつかれた
殿さまに、水に映る月を剣で切ってみてください。と言います。
そこで、ハッと気づきました。
鏡に映る月は、まさしく自分の心の鏡に映した物・・・
マインドフルネス総合研究所で、何度も教わってた心の鏡そのものでした。
ただ見る・・・心の鏡に映るものをただ見る・・・
まだまだ色んな事を気づかされた映画でしたが、
この『あるがまま・・・今の瞬間の自分に気づく』が大切な事だと理解しました。
そしてそれが脳内に作用するということが近年だんだん分かってきたのだと
思いました。
先人の知恵がはすごいです!
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