目をつぶって呼吸法しちゃだめ?
以前、拍手にいろんな方から同じ質問いただいています。
え~~っと この手の質問はできましたら
SIMTの専門家に聞いていただきたいのですが・・・汗
私がセッションに娘と参加していたときに
先生から聞いた内容が自分でちゃんと確実に正確に
理解できてているか少々不安ですので・・・。
とはいえ、一応自覚している部分でお話ししますね。(をぃ)
【SIMTの呼吸法はなぜ目をつむらないのか】
ほかのマインドフルネスは
目をつむって とか 呼吸に集中して
とか言われると思いますが、
SIMTの場合、目をつむることはありません。
前を伏し目がちにぼ~~っと見るのです。
また呼吸に集中するのではなく呼吸に意識を向ける
というやり方です。
なぜ? という疑問がわくのもわかります。
目をつむった方が 自分の呼吸に意識を向けたり
集中がしやすいのに・・・・
でななぜ?
一言でいうと「あるがままの訓練」なのです。
人間は、多くの情報を目や耳から取り入れます。
もちろん、鼻や皮膚からも情報を得ますが、
大部分は目や耳です。
呼吸法を行っているとき、情報は外からと内から
入ってきます。
外からは先ほどから言っている目・耳(見る・聞く)
内からは内なる声(思考・不安など)
まず、耳をつむることはできませんので
その情報は入ってきます。
しかしながら、呼吸に集中してしまいますと
耳からの情報は激減します。
目をつむると、目からの情報はほとんどありません。
その状態で呼吸法を行ったとき、
せっかく今自分の周りに起こっている出来事を
そのまま受け入れ、そのまま流していく
という訓練の実践ができません。
目からの情報、耳からの情報
両方受け入れつつ、呼吸に集中するのではなく
意識を向けるのです。
マインドフルネスSIMTのプログラムに
「ただ見る」というのがあります。
ただ、外を見る
ただ、風景を見る
ただ、前にある物を見る
部屋に中だったり 外だったり 風景だったり
実は情報をたくさん私たちに向けて発信しています。
一つ例にあげますと
外の風景があります。
たとえば、町が見えます。山が見えます。
道路が見えます。車が往来しています。
人々が歩いています。
ただ見る というのは ただ見るのです。
ただぼ~~っと見るのです。
一点に集中したり、動く物を追ったり
気になる物や人を意識したりしないのです。
これを呼吸法でも行っているのではないでしょうか。
「あるがまま」が難しという方がいます。ですが
このSIMTの呼吸法を行っていれば、すでに「あるがまま」を
実線している事になるのです。
マインドフルネスは宗教ではありませんが、
坐禅の瞑想を基本にしています。
目を開き、斜め下前をぼ~~と見ている・・・
その様子を想像すると、何かを思い出しませんか???
そう! お釈迦様の像などによくありますよね
「半眼」
これは、お釈迦様が世の中の事もよくみつつ
ご自身の内面も見つめているということらしいです。
自分の内面と、外とを同時に見る
何かストレスがかかることが起こった時、
半眼での呼吸法のトレーニングにかなり
助けられるのではないかと思っています。
大田先生は
「具合の悪い時、どうしても座って呼吸法できないときは
横になってでもよいので、呼吸法しましょう」と
おっしゃいます。
ですが、「目をつむって呼吸法していいですよ」というのは
セッションに通っていた中では、聞いたことがありません。
※何年も経っていますので今ではどのような指導をされて
いらっしゃるかわかりませんが・・・。
ですので、私個人としては、
呼吸法の時、目はつむらない
と認識しております。
大田健次郎先生が作られたSIMTの呼吸法は
単なる呼吸法(瞑想)ではなく
病気を治すためのあらゆる要素が組み込まれている
社会的マインドフルネスで、
『病気を治す。完治を目指す』プログラムなのです。
治すための要素は呼吸法に留まりません。
ほんとうによくできているうつ病や不安障害などを
治すために特化したトレーニング法です。
だからこそ、緩和法や集中法などに用いるマインドフルネス
とは違いがあります。
未病の方やストレスを緩和したい方はSIMTでなくても
良いかもしれません。
ですが、病気を完治するなら、私は絶対SIMTをお勧めしています。