2016年05月27日

うつ病の症状が治まったのは・・・


 NHKスペシャルで、またマインドフルネスを取り上げる

 という話を聞きました。

 しかしながら、マインドフルネスもさまざまな種類があります。

 SIMTと重ならない部分が多い場合もあります。

 でも、参考にはなるのでは? と思います。

  http://www6.nhk.or.jp/special/detail/index.html?aid=20160618

  http://www6.nhk.or.jp/special/detail/index.html?aid=20160619

 さて、質問を受けましたので出てきました。

 「あきさんはうつ病を治すのに5年もかかったんですか?」

 という質問です。

 このブログの読者様はよくお分かりいただいていると
 
 思いますが、治すのに5年かかったのではなく

 「完治」(今後一切再発はしないという確信)までに

 『5年』と目途を決めていたということです。

 5年過ぎたらまず再発の心配はしなくて良いという意味です。

 マインドフルネスSIMTを受けはじめ、自分で呼吸法を毎日行い
 
 辛い時には、常に呼吸法を行い、洞察法を合わせて訓練し

 実際に本人が確実に良くなっていると感じたのはスタートしてから

 10か月後だったと思います。

 周りの私たちはそれ以前に、あ!良くなってるな!というのは

 感じていました。

 あきは改善回復までに、時間がかかった方だと思います。

 うつ病よりも非定型うつ病の方が治りが悪いです。

 それでも、着実に毎日訓練していけば、1年~1年半で

 ほとんど良くなってくるようです。

 その後、もちろん波が来るでしょうがそれを身に着けた

 マインドフルネスの技法を使い、乗り越え乗り越え
 
 そのうちに「ひよぃ」と乗り越えられるよになると
 
 波もだんだん治まってきました。

 大学卒業後、1年休養しマインドフルネスを身に着け

 翌年就職し休むことなく通いました。

 ※ここで大切なポイント

  セッションが終了して、改善回復してきても

  呼吸法と洞察法や止めてはいけません。

  まだまだ再発の危険があります。

  なので、5年という期間を私たち家族はおいて

  その間もできるだけやり続ける姿勢でいました。

 今では「再発する気配はまったくない!」と断言しています。

 波らしい波が来ないというのです。

 私が素人ながら思うには、波が来ないのではなく

 波が来たら気づいて知らないうちに体がマインドフルネスを使って
 
 回避しているのではないかと思うのです。

 それさえ、自分では認識しなくても自然と行っているという事

 ではないでしょうか。

 そこまで来るのは、確かに時間がかかります。

 早くそこまで到達したいと思う方はいらっしゃると思います。

 ですが、登山と一緒

 一歩一歩歩いて行かないと頂上には到達しないのです。

 きつくて辛くて苦しくても毎日一歩前に足を進める。

 もしかすると頂上が遠くなったり近くなったり

 そう思えるかもしれませんが、毎日の積み重ねが

 着実に頂上に進んでいるのだと思います。

 がんばってくださいね。

セッションは多少具合が悪くても、参加しましょう!

 そこに治すヒントがたくさんあります。

 休むとずるずると休んでしまい、治らなくなります。


 【追記】
   マインドフルネスのSIMTはどういったものか?
   マインドフルネスのSIMTはどこで受けられるか?
   という質問がたびたび来ています。
   毎回お答えするのもなんですので
   右のバーのアイコンにリンクしておきましたので
   直接問い合わせてみてください。


posted by シュガー at 16:39| Comment(1) | TrackBack(0) | マインドフルネス | 更新情報をチェックする

2016年05月12日

あきからのコメント【マインドフルネスSIMTでうつ病が治りました】

 
 大変ご無沙汰しております。

 年明けには書き込むというお約束でしたが

 もう5月になってしまって・・・

 お待ちいただいていた方々には申し訳ありません。

 あきの体調はすこぶる良く

 反対に、私自身が年明けより持病の悪化

 1月~4月までかなり体調が悪く、昼間も寝ている事が
 
 多くなっておりましたが、4月末から良くなりだし

 5月10日の検査で良い数値が出まして
 
 主治医に「よくがんばった」とほめていただきました。

 カルテに、「がんばったからこの調子で続けるように」

 と書かれた時には、嬉しくてウルウル来てしまいました。

 さて、私の事はさておき、

 あきには年明け早々にご質問の回答を頼んでおりましたが

 私がそんな状態でしたので、今月に入って回答をもらいましたので

 ご紹介いたします。

 今回は手書きではございませんが、すべてそのままテキスト文字で

 渡されたのを、コピーペーストいたしました。

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 母のブログをご覧頂いている皆様。お久しぶりです。あきです。
 なんだか皆様からマインドフルネスにまだまだ拙いこんな私に質問を
 頂いたみたいで、ありがとうございます。
 私は指導者ではないのでマインドフルネス経験者として、そして、
 皆様の先輩として、アドバイスしかできませんが、皆様のヒントに
 なればといいなぁ思い、お返事させて頂きます。

【あるがままにするために、「考えない考えない」と心の中で
  繰り返す方法でも効果があるか?】
 あるがまま、難しいですよね。人間はたとえ体が動いてなくても、
 脳は常にフル稼働していて、無意識に何かを考えながら生きている
 生き物だとつくづく思い知らされますよね。
 私が思うに、きっとその方法でマインドフルネスを自分のものにして、
 回復がみられる方もいるとは思います。
 ただ、逆にその方法で考えが消えない人もいると思います。
 無理矢理「考えない考えない」と繰り返している間って、きっと
 考えないことを考えているんだと思います。
 また、「考えない考えない」と思えば思うほど意識してしまう人も
 いると思います。
 あるがままということは「今を感じる」ということです。
 考えてしまう過去や未来のことはそのままにして、評価を加えないで、
 今(現実)の自分がどうなのかを感じるということです。
 私は、あるがままって理屈でいうより、感覚的なものだと思っているので、
 皆さんそれぞれが自分のあるがままの形を見つけていければいいのでは
 ないかと思います。
 それが掴めたらいい方向に向かうのではないでしょうか。

【呼吸法で思考を抑止するコツ】
 正直、質問者さんがマインドフルネスをどの程度理解されていて、
 どの程度コツを掴んでいるかわからないので、サラッとしか
 アドバイスができないのですが、
 私からは2つのことをお伝えしようと思います。
 1つ目は、数を数える。呼吸の数を数えることで、過去や未来の
  ことに集中せず、今の呼吸に意識を向けることができると思います。
 2つ目は、自分の身体を観察する。
  鼻からの呼吸はどうなっているかな?
  胸の動きはどうなっているかな?
  手や足の感覚はどうなっているのかな?など、
  身体に意識を向けると、今の自分の状態に意識が向けられ、
  過去や未来の思考を止められるのではないかな、と思います。
 また、この2つは「あるがままを感じる」という点にも、
  共通することだと思います。

 【マインドフルネスSIMTを独自で習得する方法】
 私はマインドフルネスの講師ではないし、大田先生の講座を受けて
 改善した身で、独自で習得したわけではないので、はっきりした
 ことは言えないですし、わからないのですが、もし、講座も受け
 られなくて、本も購入できないのでしたら、呼吸法と洞察法と
 簡単な運動を試してみるのも1つの手だと思います。
 やらないよりはやった方いいですしね。
 それでもコツを掴むのは難しいのではないかなと思いますので、
 余裕が出来たら本屋さんに足を運んでみてはいかがでしょうか。

 【マインドフルネス療法実施中でセッション9まできたが、
  回復しているのか明確に見えずに、自己評価が低くい
  このまま続けていていいのか? 】
 マインドフルネスによる回復の進み具合は人それぞれだと思います。
 それは、セッション4.5の前半で成果が出る方もいれば、
 セッション10を終わって、ようやくコツが掴めてくる方もいると
 思うからです。
 ちなみに私は後者のタイプです。
 セッション中盤では全く良くならず、うつ伏せになってセッションに
 参加していました。
 セッション9あたりでようやく自分の中のマインドフルネスというものに
 明かりが灯り始めましました。セッション終了後も継続し続けて、
 ようやくマインドフルネスというものを理解できてきて、
「本来の自分ってこんなだったなー」と思い出せるまでになってきた
 という感じでした。
 また、一概に回復と言ってもいろいろな切り口があると思います。
 1番大きく辛い部分の改善が見られなかったとしても、以前より顔色が
 良くなった、姿勢が良くなった、など些細なことから徐々に改善していって、
 1番辛い部分は最後の方まで残るものなのかなと私は思います。
 マインドフルネスは諦めずに長い目でみて、やり続けるということが大切です。
 それでも不安なことがあったら、受講中の先生に直接聞いてみてはいかがでしょうか。

 偉そうにつらつらと書きましたが、皆さまが一刻も早く本来の自分を取り戻し、
 生きやすくなりますように、こころから祈っております。

                   2016年5月 あきより
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 大変な事も多々あると思います。

 でも、しっかり身に着けたマインドフルネスSIMTで

 マインドフルネスを学びつつ

 新しい人生をまたスタートしていくんだなぁ~と思います。

 いくつになっても子は子 親は親

 これからはちょっと心の距離を置いて、見守って行こうを思っています。

 うつ病、非定型うつ、パニック障害、不安障害、PTSD、適応障害は

 マインドフルネス心理療法SIMT で治ります。

 あきがその証明で、私はその証人です。

 皆さんも着実に完治に向けて進んで行ってください。

 今、先が見えなくてもSIMTを毎日トレーニングしていれば

 必ず道は開けます。

 苦しくても、辛くても、めんどくさくても

 あきらめず、休まず、着実に毎日コツコツ、呼吸法、洞察法を
 
 続けて行ってください。
posted by シュガー at 11:12| Comment(5) | TrackBack(0) | マインドフルネス | 更新情報をチェックする