こんにちは♪
ぐぐっと寒くなりましたね。
そのためか、なんとなく夕暮れは寂しかったりします。
あきも「秋は寂しいねぇ~」と言います。
メランコリー型も、非定型うつ病も辛いのですが、
特に冬季うつの方などは、これから辛い時期が訪れます。
でも、どんなうつ病でも今からできることがあります。
遅くても朝7時半までに起きる事。
起きたら日光浴をする事。
10分でも15分でも、もちろんそれより長くてもOK
曇りや雨の日は、蛍光灯の明かりでも良いから当る事。
そして午前中は起きている事。
以前にも何回もお話ししていますが、セロトニンは朝7時
くらいから、午前中に分泌されるそうです。
ただし、起きていなければ(目を覚ましている)分泌されません。
病院でもらうSSRIなどの抗うつ剤は、セロトニン取り込み薬
と言われています。
『セロトニン仮説』に基ずいて作られたお薬です。
でも、人間自然とセロトニンを分泌してるんです。
それが、ゴールデンタイム・午前中です。
そして、効果的に取り込むためには日光浴!光に当たるのです。
暖房が付いているお部屋の中でも良いですから、窓際に行って
カーテンを開けて(窓はしめといても良いらしいです)、
日光に当たりましょう。
さて、あきは部署が代わって人との関わりが増えて、充実している
らしいのですが、それでも
「時々、胸がドキドキするようになった」
「私興奮しているのかな?って思う」
「新しい部署に来て、前よりずっと環境が良いんだけど
知らず知らずのうちに周りの人に気を使っているみたい。
それと、新しい事覚えるのに必死で少し疲れがあるのかも」
「それが知らないうちに小さいストレスになっているんだと思う」
「だから、呼吸法と洞察、いっぱいしている」
「具合は悪くないよ!全然大丈夫。むしろ元気!」
「でも、油断しないように、悪くしないように自分でコントロール
しているの」
「旨く行っているから大丈夫!」
と言います。
私は、
「じゃ!あきの事はあきに任せたね!」というと
「ラジャー!」って笑って敬礼して見せます。
何度も言いますが、薬で治ったとしたらもうとっくに再発
しているでしょうね・・・。
あきは、自分で自分を治す奥義を持っているんです。
むか~~~~し、私もやった事があるドラクエのホイミ
みたいなものです(笑)
ホイミも充分蓄積されているから、いつでも使えます(爆笑)
さて、今日のお話しは「短時間呼吸法」について。
呼吸法の行い方や、効果などは何度もお話ししてきましたので
過去の記事を読んでくださいね。
今回は、毎日行なう長い呼吸法・・・・最終段階に来ると40分位
行うあの呼吸法ではなく、短い時間行う呼吸法のお話しです。
毎日の呼吸法はやればやるだけ回復が早くなるって言いましたが
短時間呼吸法もかなりのパワーを発揮します。
どいういう時にするかというと、
「あれれれ?急に不安になってきたぞ」とか
「心臓がドキドキして目眩がしてきた」とか
「頭が痛くなってきたぁ~」とか
そんな時です。
あきもこの短時間呼吸法を使ってコントロールしています。
でも、セッションが進んでいる方は分かると思うんだけど
そんな症状が出る前に行う事もできます。
具合が悪くなる・・・急に不安に襲われる・・・
その前には、何か事件(小さくても大きくても)がある場合が多いのです。
たとえば・・・・
お母さんが「ごろごろしてないで片付けなさいっ!」って言ったとします。
『うつ病でそんなに動けないのに・・分かってくれない』と思って
悲しくなる。怒りが湧く。自己嫌悪に陥る。(第一次の感情)
すると急に具合が悪くなる。
または、部長に呼ばれた・・・ドキドキ・・・
「なんですか?」
「いや、大したことじゃないんだけど、君身体検査の申込みした?」
「はい・・・」
「じゃよかった、これでみんな出したことになるな」
それだけの事なのに「何かミスしたかな?怒られるかな?」
と思ったら、そうじゃなかったとしても、その後急に具合が悪くなった。
この『急に具合が悪くなる』の少し前にはこれらのような小さな事件が
起こっている場合があります。
それだけじゃなく・・・。
庭の掃除をしていたらふと落ち葉が落ちてきた・・・・
『そういえば、3年前の秋、旅行した時に友達に
「うつ病なんて病気じゃない甘えてるんじゃないの!
こうやってみんなで旅行すればうつ病なんて治っちゃうよ」
と言われた事を思い出した・・・今考えても悔しい!』
と思い出して考えたら急に具合が悪くなってきた(第三次の感情)
そんな時、有効なのが短時間呼吸法。
事件が起こった時すぐ短時間呼吸法をやってみる。
具合が悪くなり初めて気が付いたらすぐ短時間呼吸法をやってみる。
これが、効果絶大なんです。
人知れず行う事もできます。
吐く息の時間を長く・・・
やり方は、セッションに参加している方はおわかりだと思います。
たとえば、その場で周りの人に気がつかれないように10回~20回位
でも良いし、トイレに行って1~2分行うのも良いですね。
会社の人達や友達数人との笑談の最中でも・・・信号待ちの間でも・・・
何かしながらでも・・・
また、暇さえあればやっているというのもかなり効果的です。
実際、これは早い段階で症状が軽くなるのが分かる人がいるそうです。
また、上記のように、具合が悪くなる原因が分からない場合もあります。
神経が走っているから、回路ができているから、0.何秒という自分でも
気がつかない一瞬に、何かを思い出していて具合が悪くなってくる場合も
あるのです。
だからそいういう時は、家にいたり、できるなら通常の呼吸法をする。
できなければ、短時間呼吸法だけでもする。
こうやって悪化するのを食い止めるのです。
がんばりましょう!
※短時間呼吸法は、
マインドフルネス総合研究所やマインドフルメイトの
セッションに参加していると教えてくれます。
話は変わりますが・・・
マインドフルメイトのホームページに体験談がアップされました。
http://www.mindfulmate.jp/experiences.html 今回追加されたのは、以前から載っていた「おだやかさん」の
体験記のほかに、非定型うつ病の女性と、パニック障害の女性の
マインドフルメイトのセッションを受けた体験談。
あきのように、改善⇒寛解・・・そして今後完治すると確信できる
内容のお話でした。両方とも読んで涙が出てしまいました。
パニック障害の女性は、まだ遠出が怖いようなので、セッションで
身に付けた呼吸法と洞察法を用いて、自ら訓練していく過程である
ようですが、遠出できるようになるのももうすぐのようですね。
非定型うつ病の女性は、非定型うつ病にしてはかなり早い回復です。
きっと本人がかなり努力されたんだと思います。
現在、薬も通院も行っていないようなので、あきと同じ「寛解」ですね。
あと2~4年、再発しないようにマインドフルネスの奥義を持って
生活していくと完治ですね。
発病当時「仕事ができる」と書いてあったので、「あれ?」って
思ったのですが、非定型うつ病は、発病時には双極性障害2型のような
症状も出るという情報もあるので、納得しました。
がんばってもがんばり過ぎず、疲れ過ぎず、刺激物を避け、おだやかに
油断せず生活し、
「もう絶対、ストレスホルモンを過剰に出さないぞ!」という
意識を持って、完治までがんばってください。
お二人とも、また完治までのゲートを一つくぐったという感じですね!
おめでとうございます。
※このブログを見ていてくれたら嬉しいな!
【拍手にコメントくれた方へ】
よっちゃんへ
焦らないでも大丈夫ですよ!ご自分が納得行ったら区切りとして、また
振り返る意味で感想文書くもの良いですから、その時期が来たら書けばいい
んじゃないですか?その時期は、人それぞれですね。
先生も待っててくれると思いますが・・・
本音(評価的判断)に気が付いたと言う事は、深いレベルの心に目を向け、
もっと深い自己の探求に入ったということですね。
判断的自己(有の場所)次に自覚的自己(意識の野)
そして絶対無の場所・最も内奥の自己(叡智的自己)
※何も無い静かな場所だそうです。
絶対無の場所まで深まる事ができたら素晴らしいです。
でも、これはなかなか難しいですね。
マインドフルメイトさんでも指導されると思いますが
もっと深く探求するための説明指導できるのは大田先生
以外にいないのでは?と思います。
できれば治療としてのセッション10を卒業されたら、
大田先生の「マインドフルネス研究会」
http://mindfulness.jp/counsel/simt-koujou.htm に参加されるのも良いかと思います。
すでに実践されているようですが、本音に気が付いたら
その本音も鏡に映す。または器になって入れる。
「あ~自分の本音はこうなんだなぁ~」
「こんな事がトラウマになっていたんだなぁ~」
って第三者的に自分を観てみましょうね。
呼吸法+短時間呼吸法(しょっちゅう)+自己洞察ですね!
絶対乗り越えられます!最後の山かもしれませんね。
がんばってください。
余談ですが、あきは就職してから良く
「私は腹黒い」と言います。
表面では、にこやかに人と接しても、心の中では
「何言ってんだよこのボケ」とか
「あんたは本当はそうじゃないと思ってるんでしょ」とか
「旨い事言いくるめようとしやがって。」とか
「バカじゃないの?」とか
思う自分がいるそうです。
でもそれは誰でもそう思う・・・。
思うけど、態度には出さないし、意地の悪い行動はしない。
自分が「腹黒い」と思うのは、そういう本根に気が付いている
私はこういう人間だと言う事に気が付いているから
なのでしょうかね・・・?