2011年01月14日

認知行動療法とマインドフルネス療法


 寒い日が続いていますね・・・。

 そんな中、あきはとうとう今回のドグマチール減薬を

 乗り切ることができました。今朝は元気になり

 今、あきは、あきの姉と銀座でランチです。

 2日続けてのアルバイトも辛い中こなしました。

 アトピーの非常に痛い薬(ステロイドではない)を

 何度も塗って顔もつるつるに戻りました。

 「減薬はもうしばらくいいや・・・」と言うくらい

 今回は辛かったようです。

 そうは言っても、あきの性格ですから、またすぐ挑戦

 する気になってしまいそうです。

 ドグマチールに関しては、残り4分の1を一日おきに

 飲んでいるので、これをどう克服するか・・・。

 
  
 さて、お知らせです。

 マインドフルネス心理療法を行っている『マインドフルメイト』
 
 がパソコン用のホームページを作ったそうです。

 http://www.mindfulmate.jp/ 

 携帯サイトより詳しい情報があるので分かりやすいです。

 このブログにもリンクしようと思っています。

 
 話は変わりますが・・・

 前回のブログで、マインドフルネスにも色々あるとお話

 しましたが、マインドフルネス総合研究所の先生が

 その詳しい内容をブログに書かれています。

 http://blog.canpan.info/jitou/archive/2111

 改めて、治療を目的とした場合は、SIMT(シムト)

 が良いということが理解できる内容でした。


 今回は、『認知行動療法とマインドフルネス療法』について

 お話いたします。

 前回のセッションで先生から聞いて知ったのですが

 認知行動療法って、認知療法と行動療法が一緒になって
 
 できた療法なのだそうです。

 認知療法というのは・・・

 考え方、捉え方を変える。

 というのが基本だというのは知っていました。

 例として良く使われるのが

 「友達がいたので手を振った・・・

  しかし友達は自分を無視して目の前を通り過ぎた」とします。

 神経疾患を患っていると

 「あ・・・何か自分が悪いことしたのかな?どうしよう・・・

  どうしよう・・・どうしよう・・・怒っているんだ。」

 とマイナス思考の渦に入ってしまいます。

 これを認知療法では

 「友達は目が悪いから私に気がつかなかったのかも・・・
 
  急いでいたみたいだし・・・。また後で声かけてみよう」

 とポジティブな考えに置き換えていくそうです。

 過去のトラウマになっている事も、思い出しては置き換えていく。

 考え方、物の捉え方を変えていくそうです。

 辛い事を思い出して、具合が悪くなってしまう人もいるそうです。

 また行動療法は・・・

 パニック障害を患っている場合などで、家から一歩も

 出られないなどという場合。

 「さぁ 今日から行動しましょう。

  まず今日は玄関まで行ってみましょう。

  明日は玄関の外に出てみましょう。

  明後日は道路まで、その次は駅まで・・・・」

 という具合に、とにかく行動する。

 外に無理やりでも出る訓練をする。ということだそうです。

 「認知療法」「行動療法」

そうなんだぁ~って改めて理解できました。

 確かにその方法で治る人もいるそうです。
 
 辛い場面を乗り越えて訓練された方も多いと思います。

 でも、本人の意思や心は・・・

 どこかに置き去りなのではなのでは?

 
 
 マインドフルネス療法を始めるとき、

 あきが言った言葉があります。

 「私は考え方が間違っていたの?だから病気になったの?

  私の考え方が悪かったの?」

 マインドフルネス療法は考え方を変えません。

 人格は守られる療法なのです。

 だから

 「あきは何も間違ってはいないよ・・・

  考え方を変える必要はない。

  ただ、病気になってしまったから、少しの事でも
  
  ストレスに感じてしまう。

  マイナス思考の考えの渦に入ってしまう。

  だからマインドフルネス療法で、考えの渦に入らない

  訓練をするの・・・。

  自分で自分にストレスのシャワーを浴びせてしまって

  いるから、そのシャワーと止めるんじゃなくて

  そこからどけばいいんだよ。」


 最近、認知行動療法の中にマインドフルネス療法を

 取り入れる医療機関も増えてきていると聞きます。

 両方一緒にできるのかな?

 素人の私にはよくわかりませんが、呼吸法を

 取り入れられるのは良い事だと思います。



posted by シュガー at 15:18| Comment(0) | TrackBack(0) | マインドフルネス | 更新情報をチェックする

2011年01月11日

自己洞察瞑想法 SIMT(シムト)


 先週土曜日、SIMTのセッションに行ってきました。

 会場はいつもの埼玉です。

 昨年12月でセッションを卒業した方たちと

 カウンセラー養成講座を卒業した方たちと

 一緒に受ける自己洞察瞑想法をより深く理解するための

 セッションです。

 このセッションの特徴は、始めに30~40分の呼吸法

 最後に同じく30~40分の呼吸法

 その合間に先生の自己洞察瞑想法についてのお話を伺います。

 最初の呼吸法は個々に壁側に向かって椅子を置いて

 壁に向かっての呼吸法+瞑想です。自分に向き合う・・・。

 最後はロの字型に並べた机でお互いに向き合っての

 呼吸法+瞑想です。

 思考の渦に入らないように・・・

 眠くならないように、強く呼吸法に意識を向けます。

 私は、最初も最後も、途中で眠くなりましたが

 最後の10分くらいは頭が急にクリアになってきて驚きました。

 30分の呼吸法はあきに言われて1回はやったことがありますが

 30分以上は初めてだったので、あきが良く言う

 呼吸法すると頭がはっきりしてくるというのはこの事なのだと

 分かりました。

 
 今回、マインドフルネス心理療法にも種類があるという事も

 お話されていました。
 
 種類があるということ自体は知っていましたが
 
 実際どんな種類があるのかは知りませんでした。

 また、アメリカのさまざまな方法を用いて精神疾患を改善しようと

 してきた精神科の医療スタッフ達が思考錯誤の上、たどりついたのが

 マインドフルネス心理療法だということも分かりました。

 それも、方法(種類)は多少違ってもさまざまな方面から色んな人が

 1本づつ持って手繰り寄せた糸が、すべてマインドフルネスにつながって

 いたという事で・・・のもすごく興味がわきました。

 マインドフルネス総合研究所のマインドフルネスは、アメリカから

 入って来たものではなく、先生が独自に探求し伝えている方法です。

 先生の方法は「SIMT」と言います。

 「SIMT」とは Self Insight Meditation Therapy の略で

 「自己洞察瞑想療法」ということだそうです。

 アメリカで開発された数々のマインドフルネス療法には、

 弁証法的行動療法・マインドフルネス認知行動療法・ACTなどが

 あるそうで、マインドフルネス総合研究所のSIMTもアメリカの

 マインドフルネス心理療法も

 マインドフルネス⇒自分の人生の目的にそった行動に意識を向けること

 アクセプタンス⇒不快事象を受け入れる心 の使い方を重視する心理療法

 とのことです。

 アメリカの精神療法に関わる人々も、マインドフルネス総合研究所の

 先生も、薬や傾聴だけのカウンセリングではなかなか治らない精神疾患を

 いかに改善し、治していくかを奥深く研究されてきたのだと感じました。

 
 さて、話は変わって あきの様子ですが・・・

 ドグマチールの減薬と減薬の期間があまりに短く離脱症状の事を

 大変心配していましたが、案の定、体調が完全に落ちてしまい、

 アトピーの異常な悪化、頭痛、だるさ、鳥肌、気持ちの落ち込みなど

 さまざまなうつ症状がでています。

 「もとに戻したら?期間が短かったんだよ・・・・

  落ち着いてからまたトライすればいいじゃない」と言ったのですが

 本人は、ガンとして聞きいれません。

 ソルトは

 「これも意思作用。自分が減薬を決断して実行しているのだから

  見守っていればいい」

 と言います。

 あきは、
 
 「身体が具合悪いとかは、呼吸法と洞察で乗り切れる

  心配しなくていい・・・。焦るわけじゃないけど・・・

  本格的に仕事に着いてから減薬するのはきつい。

  今の内にできるところまでやっておきたい。

  アトピーや他の症状はは減薬のせい。

  落ち着いてくればすぐ治るから心配ない。

  乗り切るから・・・がまんじゃなくあるがままできるから」

 テレビを見たり、広告を切り抜いたり、たわいもないことですが

 他の事に集中しようとしています。

 時々、ため息をついて顔をしかめたり 蚊の無くような声で
 
 私を呼んだり(用事があるわけではなく)します。

 辛そうな症状を見ているだけに、それでも乗り越えようとしている

 すごい精神力が着いたんだだと思いました。
 
 そんなこんなで、昨夜はまったくドグマチールを飲まない日でした。

 四分の一 翌日 まったく飲まない また四分の一

 と交互に続けて今日で6日目。

 顔が真っ赤に腫れて、身体じゅうかゆいのに

 今日は今までより少し元気です。

 「これっぽっちの量なのに、私ってどんだけ薬と相性悪いの

  って思うと、笑っちゃうよね」なんて言っています。

 明日はアルバイト・・・心配ですが計画性をもって行動して

 いるようですから、見守るしかないですね。

 
posted by シュガー at 15:20| Comment(0) | TrackBack(0) | マインドフルネス | 更新情報をチェックする

2011年01月07日

あけましておめでとうございます。


 今年もよろしくお願いします。

 昨年は、あきの病状を書き留めておきたいのと、

 マインドフルネスでどこまで回復するのか記録しておきたい

 という気持ちで、1月19日よりこのブログをスタートしました。

 今、ほとんど治ったと言える状況になったため、振り返ってポイントを

 リンクしてみました。

 ★最初のブログ(1月19日)
 http://mindfulness.seesaa.net/archives/20100119-1.html 
  
   この日は、ジムに行ったのに、向うの駅まで行って結局、

   吐き気と倦怠感で行けずに、泣きながら帰ってきました。

  http://mindfulness.seesaa.net/archives/20100120-1.html

   ほんとに具合が悪かった・・・・

   『治る』という事をなかなか信じられない時期でした。


 ★発作を自分で回避できた(6月3日)
  http://mindfulness.seesaa.net/archives/20100603-1.html 

   体調が少しずつ良くなり始めました。

   自分で始めて不安発作をマインドフルネスで回避できたのもこの時期です。

   振り返ると、この時期あたりから先生がおっしゃる意味が理解でき始めた

と言います。
 

 ★ここまで治りました(8月22日)
  http://mindfulness.seesaa.net/article/160238273.html 

   あきの場合、非定型うつで気持ちの落ち込みの他、自律神経の乱れに

   非常に苦しめられました。それが改善し始め、着た路を振り返ると

   かなりの改善に驚いた時期でもありました。


 ★あきから皆様へメッセージ(10月29日)
  【うつ病で苦しんでいる皆様へ】  
  http://mindfulness.seesaa.net/article/167562870.html

   これは、経験した人間にしか分からない辛さと、マインドフルネスで
   
   治るという事をお伝えしたくてあきが書いた手紙を公表しています。

   マインドフルネス総合研究のブログでも紹介されました。

   ぜひご一読ください。


 ★呼吸法(10月14日)
  http://mindfulness.seesaa.net/article/165692078.html

   呼吸法について改めて書きました。

   書くと案外、自分が確認できるものですね・・・・。

   一日の内に30分・40分・50分・1時間 と増やして行けて

   また、何回もできれば回復は早いです。

 ★自己洞察瞑想法
  http://mindfulness.seesaa.net/article/175907743.html

   マインドフルネス総合研究所の自己洞察瞑想法に少しふれました。

   あきの訓練しているマインドフルネスは、呼吸法とこの自己洞察が二本柱です。

   西田哲学を基本に、自分自身を知る。そして自己を深めていく・・・。

   それによって、病状が回復する・・・ほんとに不思議な事です。

   本当の大人になっていくんですね。



 簡単に振り返ってみました。

 あきと話をしたのですが、マインドフルネスに出会う前~回復し始めるまでは

 午後からの気分の落ち込み・不安・寂しい・消えたい・・・に加え

 身体的症状がマックス悪かったです。

 頭痛・37.5分までの微熱が毎日続く・大きい口内炎が常時3~4個・耳がふさがる

 胃のムカつき・時々胃痛・光がまぶしい(何かいつもかぶっている)・心拍数が異常

 寒くないのに鳥肌・関節痛・めまい(異常なくらい)・立ちくらみで立てない

 過食や拒食を繰り返す・過寝(ず~っと寝ている)・疲労困憊(何もしなくても)

 鉛様麻痺感(これは酷いです。目玉しか動かせない)・アトピー悪化(重症)

 思考停止(簡単な計算もできない)・物が覚えられない・忘れる

 そのほか、発作が起きているときは、不安に泣き叫びながら私にしがみつき

 「足が食べられちゃう・・・ワニが来て食べる」と叫んでいました。

 今聞くと「あの時はね、高い高層ビルの屋上で足を空中に投げだして座ってる

 感覚なの・・・・。足元が不安で吸い込まれていくような感覚なのよね・・・。

 すごく怖かったの」と言いました。

 非常に驚いたのは、昨年の夏は酷い猛暑だったにもかかわらず

 昼間35度以上の部屋でエアコンも扇風機も回さず

 ベッドで、毛布をかけ、羽毛布団をかけ頭まですっぽり潜って

 寝ていたことです。暑い、寒いの感覚も無くなっていたそうです。


 さて、現在のあきですが。

 日に日にどんどんどんどん状況は良くなっています。

 上記の症状はほとんど出ていません。

 特に身体症状はまったくと言って良いくらい出ていません。

 夜もまったく問題なく、不安な事もありません。

 少しネガティブな事を考えたり、また考えなかったとしても不安に

 なる事はたま~にあるようですが、自分で呼吸法や洞察をして

 すぐ乗り越えられています。

 最近は、特に前向きに何でも考えられるようになって

 迷惑かけている 私なんて居なきゃよかった 消えたい 将来が不安

 なんてことは、一切言いださなくなりました。

 
 さて・・・・

 正月三が日が明けて、あきの誕生日が来ました。

 23歳になりました。 長かった闘病生活ともいよいよお別れの年が明けました。

 ドグマチールに関しては、暮れに1段階、そして昨日2段階目の減薬に

挑んでいます。

 これが乗り越えられたら、あと1段階でドグマチールは完全に断薬できます。

 『薬を止めたい』というすごく強い思いがあるようです。

 身体は正直なもので、暮れに減薬をした時は、アトピーがぱぁ~っと

悪くなりました。

 でも、すごい事に、心の状態は平静を保っていられました。

 これぞ、マインドフルネスのパワーだと強く感じました。

 遊びにも行けたし、楽しいお正月を過ごせました。

 そして、アトピーが回復し始めた昨日、また減薬に挑んだのです。

 今年は、きっと完全に断薬できる事が目標となりそうです。

 
 就職活動の事ですが、どうしても入りたかったアパレルの会社が

 募集を始めました。最初は正社員ではありませんが、正社員希望で
 
 あれば、成績などを見て正社員の道が開けているそうです。

 受かるかどうかは分かりませんが、今までと「ここに入りたい」

 という気迫が違います。

 以前は「どこでも良いから務められたら・・・」というのが基本的な

 考え方だっただけに、自分の道を切り開いているという感じが伝わって

 きます。

 その気持ちが相手会社に伝わるよう願っています。



 さて、話は代わりますが、マインドフルネス療法を始めたマインドフルメイト

 の状況を聞きました。

 私のブログを見て無料相談に参加された方がいらっしゃって、その方たちが

 今月からのセッションに参加することになったそうです。

 ぜひ!ぜひ!ぜひ! 途中で止めることなく続けてください。
 
 絶対良くなるはずです。 あきが証明ですから・・・・。

 改めて、マインドフルメイトの情報をリンクします。

 003.gif

 http://www.mindfulmate.jp/mobile/ 

 今は携帯サイトしかないそうですが、近日中にホームページもアップするそうです。

 今がチャンスです。ぜひうつ病などの方はマインドフルネスを

体験してみてください。


 
 拍手にコメントいただいた方へ
posted by シュガー at 12:24| Comment(4) | TrackBack(0) | 回想 | 更新情報をチェックする