2011年01月31日

せっかく名前を付けたのに捨ててしまう(笑)


 大変ご無沙汰です。

 なんか最近、あまりブログに書くことが少なくなって

 きた感があります。

 なぜかというと、やはりあきの状態が非常に良いから・・・。

 薬を飲んでいると言う事を除くと、親の目から見たらほぼ完治

 だと思います。

 あとは、減薬をし断薬までには1年かかるか1年半かかるだろけど

 マインドフルネスで身に付けた事をフルに活用し、

 完全完治に向けて歩んでいくだけという感じです。

 
 そんなあきですが。

 昨夜は突然泣きながら私に話をし始めたのでびっくしました。

 「ママがね・・・お風呂に入っているときパパと話をしたよ。

  信じられないくらい、自分から話ができた。

  昔だったら、こんな話したらいつパパが怒りだすかという

  ハラハラドキドキで不安がいっぱいだった・・・

  地雷がどこに隠れているか分からない状態だったから・・。

  だから自分から話をしないで、パパが熱く語る時

  ただ相槌だけ打っていた。

  でもね、さっきは違ったの・・・・。

  自分から就職活動の事とか、私の好きなアイドルの話とか

  普通に話ができた。

  パパは怒らなかった。全然・・・・にこにこしてた。

  よかったな・・・じゃあきもがんばって仕事が決まったら

  アイドルのコンサート今よりいっぱいいけるな。

  って言ってくれた。

  就活がんばろうって力が湧いてきた。凄くうれしかった。

  涙か出ちゃうよ・・・・パパ変わったよね」

 その話をソルト自身にすると

 「あきは変わったなぁ~ そう自分から俺に話してくれた。

  すごく変わった 良くなった」

 と言います。
 
 「あなたは自分が変わったことに気が付いてないの?」と聞くと

 「俺か? 俺は変わってないよ」だって(笑)

 実際すごく穏やかになっています。これもあきのためにと

 マインドフルネス総合研究所に通い、一緒に勉強してきたお陰です。

 ソルトとあき・・・今まで理解し合えなかった父娘ですが

 きっとこれから少しずつもっとお互いに近づいていくんだなぁ~って

 強く感じました。

 「ほんとに奇跡が起こったんだよ!パパとママのおかげ・・・

  あんなに苦しかったのに、今全然平気。

  死にたいとか消えたいとかまったく思わないし

  それどころか、今とっても楽しいから絶対に死ねないよ。

  友達もどんどん増えているし、信じられない・・・奇跡だよ

  マインドフルネスすごい! 先生に感謝だよ。

  もっと大勢の苦しんでいる人に楽になってもらいたいなぁ~

  きっと完全に断薬できたら、発病する前よ人間としての考え方

  とか行動とかすごく良くなっていると思う。

  苦しくて苦しくて苦しくて もう二度とあの思いはしたくないけど

  今だから言えるよ。非定型うつになってよかったって。

  きっと私にとって修行だったんだね。こうならなければ分からない

  ことだらけだったんだと思う。」

 そこであきに言ってみました。

 「もうマインドフルネスに行かなくても大丈夫?」

 すると・・・・

 「バイトとか仕事とか用事があるときはそれを優先する。

  行けるときには行って復習する」と言います。

 目指しているアパレル会社の条件・待遇があまりにも悪いため

 それと同時に他の道も模索しつつ何枚も何枚も履歴書を送り

 何度も面接を受けて落ちても、ぜんぜんめげないあき・・・。

 土日になると、お友達と映画に行ったり、カラオケに行ったり・・・

 人生とっても楽しんでいます。

 仕事が決まってストレスがまたかかると体調を崩さないとも

 限りませんが、本人が『完治』『もう身に着いた』『納得した』
 
 と言うまで親として支えて行こうと思っています。


 さて、話は変わって今日は

 『せっかく名前を付けたのに捨ててしまうお話』

 マインドフルネス療法の中に『名前を付ける』というのがあります。

 それぞれ自分の感情や思考、身体症状などに名前を付けてあげるのです。

 どいうこと?って思うでしょ。

 実は、例としてお話しますが呼吸法などしていると考えがふっと

 湧いてくると気があります。

 数える呼吸法の時、数を行きすぎてしまったり、忘れてしまったり

 しているときは大抵何かを考えていた時で、その時はまた1に戻る

 というのは以前呼吸法のところでお話しましたが、

 数える呼吸法で無い時、または洞察の時、日常の生活の中で

 考えが湧いてたら『捨てる』という訓練をします。

 あきはこれを『ポィする』と言っていますが、今回はただポィする

 だけじゃなく、捨てる間にまず名前を付けてあげましょう。

 ということなのです。

 それは「自分が今、どいういう感情なのかな?どういうことを

 考えていたのかな?」ということを確認する意味もあるのです。

 例えば・・・・

 ふと以前に起こった出来事を思い出し、

 「悔しい」という感情が湧いてきたとします。

 その悔しいという感情に「これは感情が起こっているな」と気づき

 「感情」と名前を付けます。

 また、急に明日やらなければならない仕事を思い出し不安になった

 とします。

 それに「不安」という名前を付けます。

 そしてそれを自分の作りだした架空のゴミ箱にポィします。

 (あくまでもイメージです)

 これが、せっかく名前を付けたのに捨ててしまう訓練です。

 今、「感情」とか「不安」とか名前を付けましたが、

 考えていたら「考え」、頭が痛かったら「頭痛」と名前を付けても

 良いのですが、こんな名前でなくてもいいのです。

 あきと昨夜笑いながら話したのですが、

 「感情が湧いてきたら A子ちゃん って名前つけてもいいわね

  不安になったらB子ちゃん」

「あら・・・A子ちゃんやB子ちゃんを捨てちゃうの?」って

 大笑い!

 ま・・・とにかくうつ症状だと健常者よりももっともっと

 色な事を考えてぐるぐるぐるぐるその中に迷い込んでしまい

 ストレスホルモンを多く分泌してしまうので、治りにくく

 なっちゃうからそんなこと止めようよ!その方法の一つだよ
 
 という意味だと思います。

 せっかく名前まで着けたのに、捨ててしまうという

 お話でした。
 
posted by シュガー at 12:11| Comment(0) | TrackBack(0) | マインドフルネス | 更新情報をチェックする

2011年01月20日

治すためにしたこと Part2


 昨日、このブログを書き終わたあと

 思いだしたのですが・・・

 そういえば、もっと色んな事やってたなぁ~

 って・・・・。

 で、思いだした物だけでも追加して書いておいた方が

 いいかなと思いました。


 ●お祓い

  私は無宗教ですが・・・(もちろんあきも・・・)
  
  何か悪い物に取り憑かれているんじゃないか?

  困った時だけの神頼みってやつで、

  七五三をやった時の大きな神社へ連れて行って

  祈祷(お祓い)してもらいました。

 
 ●祈願供養

  主人の知り合いの仏教者に病気を治すための

  お供養を数か月にわたりお願いしました。

 
 結果⇒ダメですよね・・・普段から神様仏様を

  大事にしていないと、困った時だけなんて(汗)


 ●方位

  初めて精神科に行くときに、方位を見てもらいました。

  良いとされる方向に行ったのですが、結果、先生を信頼する

  ことができず。

  (いつも話をすると首をかしげて唸って黙ってしまう先生

   どうやら非定型うつ病自体、認識がなかったようです)

  今の病院へ代えました。

  ※私が大病した時は、方位で救われた事がありましたが・・・。

   (先生との愛称がよかった。

    他の病院で悪性と言われた腫瘍が良性だったなど)

 
 ●Oリング治療

  今は亡くなられましたがある著名人から

  ソルトが教わったという東京にある治療院で
 
  Oリング治療を行いました。

  私は行っていないのですが、主人が連れて行きました。

  手をかざしてOリング切って「これで治る」と言われたそうです。

  この時はあきの病状は最悪で、ぼ~っとした状態。

  不思議なことに2日後、突然少し元気になりましたが

  結局その後2日ももたずにもとに戻ってしまいました。

  このころ、薬(ジェイゾロフト)を増やされて

  副作用に苦しんでいた時です。

  一時的な回復は

  増やしたために薬が効き始めたのか・・・

  Oリングのおかげなのか・・・

  しかし薬は副作用が強すぎて結局もとの料にもどし、

  Oリングの話も「もう治ったはずだから来なくていい」

  と言われ、(実際には治っていませんでしたが)

  そのまま立ち消えになってしまいました。


 ●整体

  整体師にうつ病だとは言わず、ソルトが時々行く整体矯正に

  連れていきました。

  何も言わなかったのに、

  「背骨の両脇はストレスなんだよ・・・

   ここが凝るとストレスがたまっているってことなんだ。

   ずいぶん凝っているね。」

  と念入りにやってくれたそうです。

  身体は軽くなったけど、うつが治るところまで行きませんでした。

  そりゃ無理です・・・1回行っただけじゃ・・・。

  で・・・その後、ソルトが凝っている所をマッサージ

  してあげると、手足が冷たかったのに血の循環が良くなったり

  凝りがほぐれてリラックスできたということで

  今でも週1回、ソルトがあきの背中や腰、腕を揉んでます。

  「パパは、私のツボを知っているのよね! 

   いつもバッチリなの・・・。」

  ソルトに20分~30分揉んでもらった後はそのまま

  眠ってしまいます。

  揉んでもらっている間は吠えています。

  「うぉ~~~ きくきくぅ~ ぐぇ~」ってな感じです。

  うつ病の人は、良く整体に通いますが、それってありだと思います。


 色々やりました・・・あきを治すためならほんとに手探りでした。

 あきの部屋の位置が悪いんじゃないか・・・・

 と思い、盛り塩をしたり、ニンニクを置いたり・・・

 風水を調べてみたり・・・。

 今では笑えます。魔除けだと思ってやっていたんです。

 でも、その時は必死でした。

 そんなこんなで、色々やりましたが結果的にほんとに病気を

 良くしてくれたのはマインドフルネス療法だけでしたね。

 自分に言いたいです。ご苦労様でした。(苦笑)
posted by シュガー at 14:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 回想 | 更新情報をチェックする

2011年01月19日

治すためにした事


 しっかし寒い毎日が続きますね。

 日本海側などにお住まいの方はすごい積雪だそうで・・・。

 毎日の雪かきで腰なんて痛めてませんか?




 あきの様子は良好です。

 ここのところ、アトピーも非常に良くなり、
 
 お顔などはつるんつるん!

 目力もすごく、生き生きしています。

 明るく話したり、生きている事がとっても楽しそうです。

 また、落ち着いて物事を観察したりすることもできています。

 呼吸法や洞察も欠かさずやっているようです。

 頭の回転も良くなり、ほとんど昔のあきに戻りました。

 というより、ソルトが言うには「しっかりしてきたなぁ~」

 どうやら、発病前より地に足が着いている感じです。

 
 さて、今日はあきは発病し症状が悪かった時。

 親心としてどうにか少しでも改善できるようにと

 やったことを振り返ってみます。


 ●吐き気が酷い⇒市販の胃腸薬を色々と試した。

  胃酸を抑えるもの、胃粘膜を保護するもの、胃を修復するもの

  などなど、さまざまな薬を飲ませてみました。

  また、漢方なども試し、笹の葉が良いと言えばそれをネットで

  取り寄せても見ました。

  病院へ行って検査しても異常がありませんでした。

  薬を処方されても効いたという感じはありませんでした。

  (症状が回復してきてから胃のための通院は止めました)

  それは当たり前と言えば、当たり前の事です。

  胃が悪いのではなく、精神的ストレスで吐き気があったわけ
  
  ですから、ストレスを受けても乗り越えられるようになれば

  自然と治るわけです。

  結果⇒どれも効かなかった。


 ●疲れが酷く、ベッドから起き上がれなくなった。

  養●酒、栄養ドリンク、漢方など色々

  結果⇒効くわけないです。ほんとに身体が疲れているのではなく、

     疲れているという脳からの信号が出ているためですから・・・。


 ●喉が詰まった感じ(ヒステリック球)

  ネットで色々と探し、漢方薬の半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)を

  薬局で購入し、飲ませた。

  結果⇒これは効きました!3回飲んだらすっきり治ったそうです。

     それでも、症状がまた強く出ているときは、時々喉のつまりを

     感じて、半夏厚朴湯を飲みましたが、しばらくして良くなりました。


 ●食欲不振(拒食症)

  これも漢方薬の補中益気湯(ほちゅうえっきとう)を飲ませました。

  結果⇒効きました。毎日コップ一杯のジュースくらいしか口にできなかった
     
     のですが、ちゃんと食事がとれるようになりました。

  それともう一つ、ドグマチール

  今減薬しているあのドグマチールです。

  これも食欲不振には効きました。でも、飲まないですむのなら

  飲まない方がいいですね。


 ●常に頭痛がしていた。

  酷い時は痛み止めを飲ませた。

  結果⇒一時的に頭痛は止まっても薬が切れればまた痛み出す。


 ●アトピーが酷くなる。
 
  精神的に落ちるとアトピーが酷くなるというのが分かったのは

  かなり経ってからでした。

  アトピーはストレスと直結しています。

  薬で症状はある程度抑えられても、ほんとにきれいに治るのは

  呼吸法などを行い、ストレスが軽くなってからでした。


 ●口内炎が常に数個

  ビタミンが良いというのでビタミンを飲ませたり

  果物を食べさせたりしました。

  結果⇒それで特に良くなったと言うことはありませんでした。

     やはりストレスを乗り越えられるようになったら

     自然と消滅しました。


 ●精神的な落ち込み

  私は、やってはいけない事をやっていました。

  外に無理やり連れ出し、ドライブに連れて行った。

  気晴らしになればと思いました。これはNGでしたね。

  また、アロマを焚いてみたりもしました。

  あまり効果はありませんでした。

  「臭くて嫌だけど、ママがした方が言いというのなら・・・」

  と言われました。アロマはある程度軽くなれば効果があるよう
 
  ですが、重度の場合は反対にストレスになりかねません。

  よかれと思っても、反対にストレスを増加させてしまいかねません。

  そして、どうにか私は踏みとどまることができましたが、

  もっとも悪いことは、「気合の問題だ」「気の持ちようだ」

  と叱咤激励しちゃうことです。

  これは親や伴侶ならついついやりがち・・・・

  でもそれは相手を思っているのではなく、辛い家族を見て
 
  自分がいら立っているからに他なりません。

  本人のためには絶対にやってはいけない行為ですね。
 
  「がんばれ」というより最悪で、まるで傷に塩を塗っている

  ようなものです。


 心配だとついつい色々とやってしまいます。

 どうにか良くなってほしい・・・

 かわいそうで見ていられない・・・


 でも、その症状もすべての根源はストレスなんですね。

 ストレスを受けてもそれに捕らわれないでいると

 症状はすべて良くなって行くんです。

 どんな薬を飲んでも、塗っても。

 ストレスを自ら克服していけるようになる事の方が

 はるかに効き目が高いのです。

 これは、今、あきがマインドフルネス療法で、病状がかなり

 良くなってきてやっと気がついた事なのですけどね・・・。

  
posted by シュガー at 18:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 回想 | 更新情報をチェックする