大変ご無沙汰です。
なんか最近、あまりブログに書くことが少なくなって
きた感があります。
なぜかというと、やはりあきの状態が非常に良いから・・・。
薬を飲んでいると言う事を除くと、親の目から見たらほぼ完治
だと思います。
あとは、減薬をし断薬までには1年かかるか1年半かかるだろけど
マインドフルネスで身に付けた事をフルに活用し、
完全完治に向けて歩んでいくだけという感じです。
そんなあきですが。
昨夜は突然泣きながら私に話をし始めたのでびっくしました。
「ママがね・・・お風呂に入っているときパパと話をしたよ。
信じられないくらい、自分から話ができた。
昔だったら、こんな話したらいつパパが怒りだすかという
ハラハラドキドキで不安がいっぱいだった・・・
地雷がどこに隠れているか分からない状態だったから・・。
だから自分から話をしないで、パパが熱く語る時
ただ相槌だけ打っていた。
でもね、さっきは違ったの・・・・。
自分から就職活動の事とか、私の好きなアイドルの話とか
普通に話ができた。
パパは怒らなかった。全然・・・・にこにこしてた。
よかったな・・・じゃあきもがんばって仕事が決まったら
アイドルのコンサート今よりいっぱいいけるな。
って言ってくれた。
就活がんばろうって力が湧いてきた。凄くうれしかった。
涙か出ちゃうよ・・・・パパ変わったよね」
その話をソルト自身にすると
「あきは変わったなぁ~ そう自分から俺に話してくれた。
すごく変わった 良くなった」
と言います。
「あなたは自分が変わったことに気が付いてないの?」と聞くと
「俺か? 俺は変わってないよ」だって(笑)
実際すごく穏やかになっています。これもあきのためにと
マインドフルネス総合研究所に通い、一緒に勉強してきたお陰です。
ソルトとあき・・・今まで理解し合えなかった父娘ですが
きっとこれから少しずつもっとお互いに近づいていくんだなぁ~って
強く感じました。
「ほんとに奇跡が起こったんだよ!パパとママのおかげ・・・
あんなに苦しかったのに、今全然平気。
死にたいとか消えたいとかまったく思わないし
それどころか、今とっても楽しいから絶対に死ねないよ。
友達もどんどん増えているし、信じられない・・・奇跡だよ
マインドフルネスすごい! 先生に感謝だよ。
もっと大勢の苦しんでいる人に楽になってもらいたいなぁ~
きっと完全に断薬できたら、発病する前よ人間としての考え方
とか行動とかすごく良くなっていると思う。
苦しくて苦しくて苦しくて もう二度とあの思いはしたくないけど
今だから言えるよ。非定型うつになってよかったって。
きっと私にとって修行だったんだね。こうならなければ分からない
ことだらけだったんだと思う。」
そこであきに言ってみました。
「もうマインドフルネスに行かなくても大丈夫?」
すると・・・・
「バイトとか仕事とか用事があるときはそれを優先する。
行けるときには行って復習する」と言います。
目指しているアパレル会社の条件・待遇があまりにも悪いため
それと同時に他の道も模索しつつ何枚も何枚も履歴書を送り
何度も面接を受けて落ちても、ぜんぜんめげないあき・・・。
土日になると、お友達と映画に行ったり、カラオケに行ったり・・・
人生とっても楽しんでいます。
仕事が決まってストレスがまたかかると体調を崩さないとも
限りませんが、本人が『完治』『もう身に着いた』『納得した』
と言うまで親として支えて行こうと思っています。
さて、話は変わって今日は
『せっかく名前を付けたのに捨ててしまうお話』
マインドフルネス療法の中に『名前を付ける』というのがあります。
それぞれ自分の感情や思考、身体症状などに名前を付けてあげるのです。
どいうこと?って思うでしょ。
実は、例としてお話しますが呼吸法などしていると考えがふっと
湧いてくると気があります。
数える呼吸法の時、数を行きすぎてしまったり、忘れてしまったり
しているときは大抵何かを考えていた時で、その時はまた1に戻る
というのは以前呼吸法のところでお話しましたが、
数える呼吸法で無い時、または洞察の時、日常の生活の中で
考えが湧いてたら『捨てる』という訓練をします。
あきはこれを『ポィする』と言っていますが、今回はただポィする
だけじゃなく、捨てる間にまず名前を付けてあげましょう。
ということなのです。
それは「自分が今、どいういう感情なのかな?どういうことを
考えていたのかな?」ということを確認する意味もあるのです。
例えば・・・・
ふと以前に起こった出来事を思い出し、
「悔しい」という感情が湧いてきたとします。
その悔しいという感情に「これは感情が起こっているな」と気づき
「感情」と名前を付けます。
また、急に明日やらなければならない仕事を思い出し不安になった
とします。
それに「不安」という名前を付けます。
そしてそれを自分の作りだした架空のゴミ箱にポィします。
(あくまでもイメージです)
これが、せっかく名前を付けたのに捨ててしまう訓練です。
今、「感情」とか「不安」とか名前を付けましたが、
考えていたら「考え」、頭が痛かったら「頭痛」と名前を付けても
良いのですが、こんな名前でなくてもいいのです。
あきと昨夜笑いながら話したのですが、
「感情が湧いてきたら A子ちゃん って名前つけてもいいわね
不安になったらB子ちゃん」
「あら・・・A子ちゃんやB子ちゃんを捨てちゃうの?」って
大笑い!
ま・・・とにかくうつ症状だと健常者よりももっともっと
色な事を考えてぐるぐるぐるぐるその中に迷い込んでしまい
ストレスホルモンを多く分泌してしまうので、治りにくく
なっちゃうからそんなこと止めようよ!その方法の一つだよ
という意味だと思います。
せっかく名前まで着けたのに、捨ててしまうという
お話でした。