年末は、色々とあわただしいです。
その上、昨日から風邪をひいてしまったようで関節が痛いです。
あきは私と対照的に元気で、発病以来始めてオールしました。
オールとはオールナイトの意味でカラオケボックスなどで
お友達と朝まで楽しむ事だそうです。
大学時代、発病前は何度か楽しんだあきですが、発病後は初めてで
「元気だよ!今から帰るよ」と先ほど電話がありました。
夕方から夜、具合が悪くなる非定型うつですが、まったく元気です。
本当に普通の生活に戻ってきています。
最近あきは減薬を急いでしまいたくなる気持ちが起きてくるようです。
「今日、減らしていいかなぁ~」と聞きます。
自分で判断すれば良いことですが、たいていそうやって聞くときの
翌日はイベントとかがあったりします。
「イベントとが2~3日無い時に減薬したら?」と答えます。
「あ!そうだったね・・・」と言って笑っています。
今年中に、もう一段階、減薬ができればベストです。
さて、今日は年度の締めくくりに「自己洞察」の話をしましょう。
マインドフルネス総合研究所のマインドフルネスは、
呼吸法と自己洞察瞑想法が2本柱となっています。
自己洞察って何でしょう・・・???
そのまま文字を解釈すると
自己=自分、己
洞察=物事を観察しその本質や、奥底にあるものを見抜くこと。見通すこと。
つまり『自分を知る』という事のようです。
自分とはなんぞや・・・自分はどんな人間なんだろう・・・
という事ですね。
難しいですね・・・自分がどんな人間かなんて考えたこともないでしょう。
自分はダメな人間だ・・・ダメだダメだ嫌な奴だ と思うことはあっても
実際、どんな人間なのかはほとんどの人が自分を知らないと思います。
では、どうやったら知ることができるか・・・。
それが自己洞察瞑想法なのですね。
奥が深いです。
湯船につかって、「あ~あったかいなぁ~」「気持ちがいいなぁ~」
と・・・・思っている自分がいるなぁ~という風に自分を確認する。
また、ご飯を食べるとき、お茶碗を持った感触、口に入れた感覚を
観察する。「おいしいなぁ~」 「ちょっとしょっぱいな」と
思っている自分を観察する。
マインドフルネスではそいういったところから訓練が始まり
どんな時でも、
(他者の言動に感じた事思ったこと。トラブルの時に感じること。
楽しい時に感じること。辛い時に感じること。)
自分を観察できるようになる力をつけていきます。
自分は、どんな時にどんな事を感じ考えているのか・・・。
どいういう人間なのか・・・。
これはもう、一人ではなかなか身につけることは難しです。
精神疾患をかかえていなくても難しいです。
今、お話したのはほんの導入のところです。
もっと深い所の自分を知るため、先生の話を伺いつつ、段々理解
できてくるのです。
先生は何度も何度も同じ話をしながら段々奥深いところまで
導いてくれます。
先生の話がふと理解し始めた時、病状がぐっと良くなる事があります。
以前にも言いましたが
『ヘレンケラーが水を水であると認識した時』のように。
さて、先日先生からメールをいただきました。
『よくなってよかったですね。
がんばりやですね。
非定型うつ病には
夕方から夜にかけて感情系が興奮(不安、イライラ、悲しみなど)
するという日内変動がありますが、
この弱いものが続くひとがいますので
呼吸法を油断なく続けてください。大きく燃え上がることがなければ
長期間のうちにしずまります。
油断しないという意味であと少しおいでになりますか。
ご家族の協力でよく乗り越えられました。
来年は一層いい年になることでしょう。』
ほんとにありがたいです。先生にはほんとにお世話になった1年です。
今年1年振り返ってみますと、親子ともども今までになく
大きく成長できた年と言えます。
あきが発病しなければ・・・マインドフルネスに出会わなければ
このような成長はあり得ませんでした。
【禍い転じて福となす】
そいう言った1年でした。
来年もまた、あきの様子やマインドフルネスについての感想など
書き綴っていきます。
つたない文章ですが、読んでくださっている方々に感謝です。
来年もよろしくお願いいたします。