2010年06月21日

外泊


 あきは、先ほど都心で会食があるため出かけるソルトの車に乗って

 嬉しそうに姉の家に行きました。

 4~5日泊まってくるそうです。

 体調は、自律神経失調症だけになりました。

 (朝のむかむか、時々胃痛、時々頭痛)

 気分(心)は夜になっても普通になりました。

 不安も無く、孤独感も無いそうです。

 とにかく良く笑います。ソルトにいっぱい話しかけます。

 心のバランスが落ち着いてくると時間はかかっても自律神経の方も

 落ち着いてくるでしょう。

 ここまでやっと持ち直してきました。

 ドグマチールの断薬で落ちて、ソルトの眉間のしわで落ちて・・・

 時間をかけてここまで来ました。

 これも、やはりマインドフルネス療法を行っているお陰さまと思ってます。

 できるだけ落ちないように、あとは慎重に接していきます。


 以前にも書きましたが、うつ症状というのは傷と同じだと思います。

 怪我をして傷を負うと、見た目ですぐ分かるので周りの物は「痛そう」「辛そう」

 とすぐ思いますが、うつ病の場合、心が傷になっていても実際に目に見えない

 ために、甘えとか怠けと誤解されやすい病気です。

 心の傷は体の傷と同じで、ちゃんと手当したり触れないようにしないと

 傷口がふさがっていきません。

 体の傷は、そよと吹く風にも痛みます。

 心の傷は、ささいな言葉でも痛みます。

 体の傷はふさがれば、暴風が吹こうが傷は痛みません。
 
 心の傷もふさばれば、多少暴言を吐かれても痛まなくなるのではないでしょうか?

 でも、カサブタができ始めるたびはがされていると治りが悪くなります。

 本人の努力も必要です。

 呼吸法、洞察をたくさん重ねていかなければなりません。

 それと同時に、家族は傷を広げたり、塩を塗るような言動はつつしまなければ

 ならないと思うのです。

 ソルトが言います。

 「あきが治るまで、どんなことでもする。後悔だけは絶対しないように

  すべての事をストップしてもあきが治るまで・・・それまでは」

 普段の生活の中で、ついつい言っていた言葉・・・
 
 普通ならなんでもないはずの言葉・・・

 あきが非定型うつになってから、

 「こんな些細な言葉でも傷つくようになってしまったのだ」

 と驚いてばかりです。

 (実際、ソルトの言動で落ちた時も、周りから見ても

  なんでそんな事で具合が悪くなるの?と言う状態でした。

  ソルトは怒鳴ったわけでも、暴力をふるったわけでもなく

  ちょっと眉間にしわをよせただけなのですから・・・)

 でも、本当のあきは

 多少の事は動じない。いいじゃんそんな事・・・気にしない。

 というタイプだったので、うつ病とは怖い病気だと思います。


 姉の所へ泊まりに行って、落ちなければいいなと少し心配しつつも

 姉も優しい子なので、結構楽しく過ごせるのではと思っています。
 

 
ラベル:うつ
posted by シュガー at 14:02| Comment(2) | TrackBack(0) | 近況 | 更新情報をチェックする