クリニックへ行く日で雨だったのは初めてです。
あきの様子はあまり良くありません。
あきが先生に言うには
「波があります。」
先生は、
「まだ安定していないうちに春が来て暖かくなると状態が
良くなるという予想でしたが、今年は異常な気象で
寒暖の差が激しすぎますね。
私の患者さんも皆さん波があります。
もう少しお天気が良くなってくると良くなってくると思います。
夜の不安発作はありすか?」
「それはまったくありません。
大きな波では無いのですが、良くなったり悪くなったり・・・・」
「それでは、今までのままお薬の量は増やさず減らさず様子みましょう
お薬の力も影響して発作が無いのかもしれませんが、あきさんがやってる
マインドフルネスが良い効果を出してきているのかもしれませんね。」
あきが言っていたんですが
「悪くなる時は、ほとんどが原因があるとマインドフルネスの先生が
おっしゃってたけど、原因が分かるものが増えてきたよ。
あの時、こう思ってしまったから具合わるくなったんだってね。
後は、呼吸法と洞察・・・でもなかなか強力な波の時があって
あっちへやることができない時もある・・・
焦らずに、だんだんにだね」
原因が分かって来たことは大きな進歩だと思います。
たいていのうつ患者さんは、瞬間のストレスで具合が悪くなるなんて
考えもしないのではないでしょうか?
こういうアクシデント(小さくても大きくても普通の人にはなんでもない事でも)
があったから、こういう症状が出ていると分かれば、
だんだん対処法も身についてくると思います。
あきの場合、非定型うつ病で、普通のうつ病より
治りにくい種類のうつ病です。
マインドフルネス療法を真剣に行っていても、人より歩みは遅い
かも知れません。
同じマインドフルネス療法をやっている人がドンドン良くなっても
なかなか同じ所で足踏みしているようなもどかしい気持ちもしますが
焦らず着実に・・・それだけをいつも心構えとして親子でいつも確認しています。