2010年04月30日

笑う!(うつを治す方法その4)


 笑うってうつ病に良いってことは皆さん知ってますよね。

 重症うつの時に「笑え」と言っても無理ですが

 中程度から軽度のうつ病の場合、積極的に笑う場面を作ってあげる

 と良いと思いました。

 昨日、ちょっとしたことがきっかけで、あきと私は大笑いしました。

 お腹を抱えて笑いました。

 咳が出ちゃうほど笑いました。

 涙が出ちゃうほど笑いました。

 そこへソルトがやってきて、あきと私は無理やりソルトを仲間にして

 3人で大笑いしました。

 「パパも笑ってる ママも笑ってる・・・うれしい!」

 子供みたいなことを言って、あきはまた笑いました。

 どうやら家族みんなで笑いあえることに幸せを感じたようです。

 それまでもやもやしていた気持ちがいっぺに晴れたようでした。

 しばらくして、あきが

 「なんかスッキリした。うつが良くなってきた」と言いました。

 夜、あきは大好きな「アメトーク」を見て、またまた大笑いしました。

 そして、「今日は大丈夫。なんか元気になったよ」と言って寝ました。

 ソルトは「アメトークのDVDいっぱい借りてきてあげるからな」

 とあきに言っていました。

 
 マインドフルネス総合研究所では、フリフリグッパー体操のほかに

 後だしで勝つじゃんけんをしたり、さまざまなゲームをします。

 そうすることによって、自然に笑いが起こります。

 笑いが起こることが大事 と先生がおっしゃいます。

 
 笑うということは、どうやらストレス解消以外にも人体にさまざまな良い影響を

 与えてくれるようです。

 まず、笑うことで副交感神経が優位になります。

 副交感神経が優位になると、うつにより優位になっている交感神経が
 
 起こすドキドキや不安、怒り、恐怖心、血圧上昇、緊張などをほぐし

 てくれ、鎮めてくれます。

 また、笑いは免疫力も高めてくれます。

 息をいっぱいすって、笑いによって吐きだす。それも良い効果があります。

 これらの事は科学的に証明されています。

 「笑う門には福来る」「笑えば病気知らず」などと言われるように

 昔から「笑い」は人間に良い作用をもたらしてくれるそうです。

 笑うという行為は、人間にしかできない素晴らしい特技です。

 笑うことは、お金も道具もいらないうつ解消法!

 ぜひ活用しましょう。
 
posted by シュガー at 11:52| Comment(2) | TrackBack(0) | うつを治す方法 | 更新情報をチェックする

2010年04月28日

通院日(波があります)

 昨日はクリニックへの通院日でした。

 クリニックへ行く日で雨だったのは初めてです。

 あきの様子はあまり良くありません。

 あきが先生に言うには

 「波があります。」

 先生は、

 「まだ安定していないうちに春が来て暖かくなると状態が

  良くなるという予想でしたが、今年は異常な気象で

  寒暖の差が激しすぎますね。

  私の患者さんも皆さん波があります。

  もう少しお天気が良くなってくると良くなってくると思います。

  夜の不安発作はありすか?」

 「それはまったくありません。

  大きな波では無いのですが、良くなったり悪くなったり・・・・」

 「それでは、今までのままお薬の量は増やさず減らさず様子みましょう

  お薬の力も影響して発作が無いのかもしれませんが、あきさんがやってる

  マインドフルネスが良い効果を出してきているのかもしれませんね。」


 あきが言っていたんですが

 「悪くなる時は、ほとんどが原因があるとマインドフルネスの先生が

  おっしゃってたけど、原因が分かるものが増えてきたよ。

  あの時、こう思ってしまったから具合わるくなったんだってね。

  後は、呼吸法と洞察・・・でもなかなか強力な波の時があって

  あっちへやることができない時もある・・・

  焦らずに、だんだんにだね」

 原因が分かって来たことは大きな進歩だと思います。

 たいていのうつ患者さんは、瞬間のストレスで具合が悪くなるなんて

 考えもしないのではないでしょうか?

 こういうアクシデント(小さくても大きくても普通の人にはなんでもない事でも)

 があったから、こういう症状が出ていると分かれば、

 だんだん対処法も身についてくると思います。

 
 あきの場合、非定型うつ病で、普通のうつ病より

 治りにくい種類のうつ病です。

 マインドフルネス療法を真剣に行っていても、人より歩みは遅い

 かも知れません。

 同じマインドフルネス療法をやっている人がドンドン良くなっても

 なかなか同じ所で足踏みしているようなもどかしい気持ちもしますが

 焦らず着実に・・・それだけをいつも心構えとして親子でいつも確認しています。

ラベル:うつ 非定型うつ
posted by シュガー at 14:59| Comment(2) | TrackBack(0) | 非定型うつ | 更新情報をチェックする

2010年04月26日

過食に走らない方法

 うつ症状が強く出ると、非定型うつは過食になります。

 あきの場合もご他聞に洩れず、気分の悪い時はお菓子を食べてしまって

 いました。

 食べた後、ものごく後悔したです。そうして落ち込んでまた食べます。

 負のスパイラルに入ってしまうのです。

 マインドフルネス総合研究所のマインドフルネスを訓練しなければ
 
 きっとそのままず~~っと食べ続けていたかも知れません。

 ※今でも時々食べたくなってしまうことはあるそうです。


 あきは、リストカットはしません。

 ただ、一番うつ症状が悪かった時は、長く伸ばした爪で力いっぱい

 手を握り締めます。

 手のひらに4つの深い爪の跡が残ってしまいます。

 「気持ちが変な時は、自分に痛い思いをさせることによって

 そっちに意識を向けると気分が少し楽になるよな気がする」

 と言っていました。

 リストカットがそれと同じ気持ちなのかどうかは分かりませんが

 何かに逃げたい・・・・って思うのは

 あきのような爪の跡や、リスカや、過食も同じなのではないかと感じています。

 自傷しなければ辛い症状から逃げられないと思いこんでいるのかもしれません。
 

 さて、マインドフルネス総合研究所のセッション7では

 日常生活の中で小さな不快な事を受け入れる

 という課題があります。

 あきは、5つあげました。

 その中で2つ紹介します。

 一つ目

 『不快な事によって何か行動をしたい(食べたい)などの衝動・欲求

  が確認できるか?』

 ということを観察します。それを観察して

 二つ目

 『いつもの食べることをせず、呼吸法に強く意識を向け衝動・欲求が

  消えるか消えないか観察する。』

 そして

  
実行できればOK、できなくても「ダメだ」「ダメだった」と後悔・否定の
 
 考えをせず、それも受け入れる。



 過食症状は、食べているときは気持ちが楽になるそうです。

 だから、辛い気持の時は食べている楽な方に逃げたくなります。

 それをしないで、観察し、呼吸法に強く意識を向けます。

 
 非定型うつの人にはかなり難しと思います。

 それでも、ダメでもOK、やれればOK

 徐々に自分で自分を知り、コントロールできるようになってくれば

 うつも良くなり始めるということのようです。


 そしてもう一つ

 『何かが起こった時、どう対処するか事前に決めておく』

 という課題があります。

 それを3つ自分で決めるのです。

 あきのあげた例を一つだけお教えしますと、

 ○将来の事を考えて不安になる→先の事を考えず今できることをする。呼吸法をする。

 と決めました。

 将来の事を考えた時、→の行動をとります。

 これは、今かなりできるようになりました。

 将来の事を考えて具合が悪くなることがしょっちゅうだったのに

 最近このコントロールはばっちりです。

 ですが、非常に近い将来に何かが起こってしまうのではという

 憶測での不安がまだ少し訓練が足りないようです。

 昨日は私の東京の実家へ行きました。あきも一緒です。

 2~3時間、両親と楽しいおしゃべりをしたのですが

 あきはそれでどうやらぐぐっと来てしまったようです。

 母は(あきの祖母)気の強い人です。

 父の事を時々叱ります。

 あきはそれを見て「喧嘩が始めってしまうのではないか?」

 という不安を感じました。

 非定型うつになるまえは、祖父母が軽い言い争いをしていても

 ただ「おじいちゃんかわいそう・・・」くらいで強く何かを

 意識することが無かったようです。

 ところが、非定型うつになってから他人のちょっとした言動でも

 恐怖を感じてしまいます。

 祖父母にしてみればいつものコミュニケーションのつもりが

 あきにとってはかなり重要なストレスになってしまうのです。

 これが「まだ活火山状態」と言われる状態だと感じました。

 体にうつという大きな切り傷ができてしまったとします。

 普通だったらなんでもない軽い空気の流れでも傷に障ると痛みます。

 もちろんさわったりしたら大変です。飛び上がるくらい傷むでしょう。

 また、傷口を広げてしまうことにもなりかねません。

 だからこそ、傷がだんだん小さくなってカサブタができて

 完全に治りきるまで、何にも触れないように傷をいたわってあげなければ
 
 なりません。

 治ってしまえば、どんなことでも普通にできます。

 うつ病とはそんな病気だと思います。

 そんなこんなで、今日はちょっと体調が落ち気味です。

 「おじいちゃんおばあちゃんの家に行ったのは嬉しかったけど

  以前は何ともなかったことが辛く感じる」と言います。

 でも、落ち込みは軽そうなのできっとすぐ復活するでしょう。


posted by シュガー at 14:05| Comment(0) | TrackBack(0) | マインドフルネス | 更新情報をチェックする