2010年03月18日

絶好調

 あきは、昨日 卒業パーティー本番を迎えました。

昨年秋、うつ症状が強くでているにもかかわらず

「卒業にあたって、なにかキメをやりたい」と言って

自らゼミの卒業パーティをしようと提案。

有志を募って自分が実行委員長になりました。

学校では極力普通に振る舞い、帰ってきては

4~5日寝込むという日々でした。

大丈夫だろうか?  ほんとにできるだろうか?

誰かに迷惑かけるようなことはないだろうかと

大変心配していました。

昨日、パーティの為に買ったドレスとかわいいティアラを

付けて出かけるところを見送りながら、

あとはお任せ・・・と自分に言い聞かせていました。

ここのところ大変調子が良く、マインドフルネスも

ちゃんとやっていて、ぐんぐん良くなってはいました。

極度の疲労もほとんど無いとはいえ、他のお友達と

くらべると確かに疲れっぽくはあります。

やはり心配はつきません。


昨夜遅く帰ってきて

「疲れた」とお風呂に入って寝てしまったので

様子を聞くこともできず・・・

朝は「今日は疲れているだろうから」と起こさずに

いました。

やっと10時ころ物音が聞こえたので、お茶の間へ

 行ってみると、びっくり!

 もうかわいいお洋服に着替えて、メイクしてました。

「どうしたの?でかけるの?」と聞くと

「うん!言ったじゃん。今日から3日間は、サークルの

 卒業パーティの準備だよ」

 そういえば、あきは「アフリカに学校をつくる」という

 ボランティアのサークルに入っていて、その卒業パーティも

 あったのを思い出しました。

「3日も出掛けて大丈夫?」

「うん!絶好調だよ!」

「ほんとに~?」ちょっと疑いたくなっちゃいました。

「大丈夫、ハイにもなってないし・・・

 あと、ちょっと思考に入りそうになると自然と

 マインドフルネス出来ちゃうんだよね。

 なんにも考えなくても、自然とできちゃうの・・・

 だからだと思うけど、すごく絶好調!」

 わぁ~~~ 

 これが先生が言っていた事なんだとピンときて

 さ~~っと鳥肌立っちゃいました。感動です!

 「車の免許所とるときは、イスの調整をして、シートベルトして

  ミラーを直して、エンジンかけて、サイドブレーキはずして・・・

  なんて、順番に考えながら確認しながらスタートしますが、

  慣れてきて、通常に運転できるようになるといちいち確認

  して考えなくても自然の動作としてできるよになりますね。

  マインドフルネスもそれと同じです。

  最初は考えながら確認しながら行いますが、訓練によって

  身についてくると、何も考えなくてもそういった場面に

  くると呼吸法ができていたり、洞察や、考えに落ちないように

  身体が自然にできてしまうんです。

  そうなるまで、しっかり訓練しましょう」

  ほんとに、石がころがるようにどんどんスピードを上げて

  回復している様子にほんとに驚きを隠せません。


  また、大きな出来事があると波が来るかもしれませんが

  絶対、乗り切れると信じていることにしました。


  ところで、昨日のパーティは大成功だったそうで

  先生からも生徒からも

  「すごく楽しかった!幹事してくれてありがとう」と

  皆に言われたと喜んでいました。

  「楽しかったよ~ 女の子だけだからやっぱりあの会場にして

   よかったぁ~ お料理も最高級だったし、超おいしかった。

   司会もね、友達と二人でしたんだけどちゃんとできてたって

   よかったって皆に褒められた」

  ほんとに・・・ほっとしたら少し涙が出ちゃいました。

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ラベル:うつ 非定型うつ
posted by シュガー at 17:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 近況 | 更新情報をチェックする

思考の【どつぼ】に嵌まらない方法

 マインドフルネスの話を少し・・・・

 どれもこれもマインドフルネス総合研究所の先生に教えていただいた

 受け売りなのですが・・・苦笑

 マインドフルネスって基本は『呼吸法』と『瞑想』と『洞察』なんです。

 以前にも書きましたが

 息を吸う = 交感神経に作用する

 息を吐く = 副交感神経に作用する

 交感神経は活動的な時に活躍します。

 良い作用でもある反面、うつ病の場合は、不安になったり興奮したり

 怒りを感じたりした時、強い恐怖心がある時、悩みにも反応します。

 そうすると自律神経にも悪影響。

 心臓がドキドキしたり、のどに石があるようにつまったり、胃が痛くなったり
  
 頭痛がしたり、吐き気がしたり・・・・ありとあらゆる体調の不調が出て
 
 来たりします。

 副交感神経は、交感神経のあらゆる作用を鎮める働きがあるのです。

 だから、ゆっくり呼吸をして、吸う方を短く、吐く方を吸う方の時間より
 
 2~3倍長くします。

 1呼吸が約8~10秒程度

 (ただし苦しくなるほど吐かないこと)

 すると、副交感神経が優位になり、交感神経で興奮した神経が静まっていく

 という訳です。

 (深呼吸はしないこと、ふつうの呼吸でよい)

 この原理を先生に教えていただいた時にはほんとに目から鱗状態で

 興奮しちゃって一瞬、交感神経が優位になっちゃいました(爆笑)

 でも、呼吸法だけではうつは改善しにくいです。

 『思考に走らない』っていうのが大事です。

 よく座禅を組んでいる場面で、邪念を振り払いなさい。みたいな感じで

 ビックなおしゃもじみたいなので、肩をたたかれるじゃないですか・・・

 あのように、何も考えてはいけないと言われてもどうしても何か考えていて

 考えに落ちていて、そのことさえ気が付かない事があります。

 そこで有効なのが【ゆっくり呼吸法(数える)】

 (声に出さず、頭の中で・・・)

 1呼吸するたびに、ひとつ

 2呼吸目は、ふたつ

 3呼吸目は、みっつ

 と数えて とぉ(10)まで数えます。
 
 10(とぉ)まで数えたら、また1(ひとつ)から数えます。
 
 とぉまで行ったらまたひとつに戻る

 しかし・・・これが簡単なようで簡単じゃない

 とぉまで行ってもなぜか次は じゅういち(11)とか

 頭の中で言っちゃってますし・・・汗

 しらずに30越えもあったりして・・・大汗

 一度やってみてください。

 こうやって10を超えてしまうということは、

 必ず何かを考えていたということになります。

 あ!10を超えてた・・・考えてた

 と思ったらすぐまた 1から数えなおします。

 自分は大丈夫、10まで数えたらちゃんと1へ戻れる

 などと思っていても、結構数え進んでいるから

 びっくりです。

 思考に走ってどつぼにはまっている自分を確認すること

 も大事なんです。

 その思考が良いことであっても悪いことであっても

 止める。ということが大事です。

 なぜ大事かは、きかいがあったらまた話します。


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posted by シュガー at 10:45| Comment(0) | TrackBack(0) | マインドフルネス | 更新情報をチェックする