2010年01月24日

薬では治らないうつ

 昨日、マインドフルネス総合研究所のセッションに行ってきました。

 カウンセリングを昨年9月末に受け

 10月からセッションスタートしました。

 今は、遅れ気味ながらセッション5をやっているところです。

 次回セッションに行く前にはセッション6に入っているでしょう。

 そうやって、順々に段階を追って訓練し、うつの完治を目指します。

 セッションは欠かさず あきと ソルトと 私(シュガー)と

 3人で行っています。

 月に2回、高速道を途中休憩しながら片道3時間弱の道のりを車で行きます。

 毎回行くと非常に驚かされるのが先生の底知れぬ知識。

 感動物です。

 今回はまず、1月9日に新聞をにぎわせたうつの薬についての話でした。

 以前から私たちも感じていた「うつに抗うつ剤は効かないんじゃない?」

 という答えをそこに見て確信できた記事でした。

記事の内容は下記の通り

********************************************************

抗うつ薬     最重症以外「効果薄い」

米研究チーム 回復度合いに差なく

うつ病は、症状がかなり思い場合を除き、坑うつ薬の効果はほとんどないとの研究を、米国・ペンシルベニア大などの研究チームがまとめた。1月発行の米国医師会雑誌(JAMA)に掲載された。

日本でもよく使われている新規抗うつ薬「SSRI」か、三環系抗うつ薬を使った患者と、有効成分を含まない偽薬を服用した患者の回復度を6週間以上比較した六つの研究(成人の外来患者718人)のデータを集め、再解析した。
抑うつ気分や仕事への興味など、うつ病の症状を点数化した評価法を用い、症状の重さによって患者を軽症、中等症、重症、最重症の4段階に分けて、薬の効果を調べた。その結果、最重症のグループでは「臨床的に意味のある差」が認められたが、それ以外のグループでは、偽薬を服用した場合に比べて回復度に数の効果を示すはどの差はないか、あってもごくわずかだった。
研究チームは「抗うつ薬の研究は重症者だけを対象としたものが多く、それが効果の根拠とされてきた。あまり重くないうつ病に対し、抗うつ薬は効果があるという証拠は見つからなかった」としている。

田島治・杏林大保健学部教授(精神科医)の話
「副作用の危険性なども考えると、軽症者にすぐに処方する必要はないと思うが、中等症などにも効かないというのは、実際の治療現場の印象とはかけ離れている。安易な処方は問題だが、薬にまるで意味がないと解釈するのも危険だ」

********************************************************

 昨日の話ではSSRIや、三環系抗うつ薬は、非常に重度のうつの場合

 (重度とは、自殺未遂を繰り返す。ぼーっとしていて返事がない。
  体が布団から1日中起き上がれない など)

 は、飲むことによって中程度や軽程度になる可能性が高い。

 セロトニンの取り込みが機能低下している場合において薬は大変重要な役割を

 持つと思われます。

 でも、前頭前野の萎縮による症状

 うつ状態、自律神経失調層、思考低下 などの、うつで辛い症状に関しては

 やはり効いていないような気がするというのが話の内容でしたし、私たちも強く
 
 そう感じました。

 あきには薬は効かず、副作用ばかりが強く

 現在飲んでいるのは安定剤、頓服、頭痛薬、胃薬などで、

 新規抗うつ薬「SSRI」や、三環系抗うつ薬は結局受け付けず飲んでいません。

(訂正)あきはルボックスという「SSRI」を1錠服用していました。

     どうやらこの時は私自身が勘違いしていたようです。訂正いたします。

 そして現在、減薬に入っています。

 結局、うつの薬は効かなかったというのが私たちの見解です。

 次にでは、中度、軽度のうつの場合どうしたら治すことができるかという話

 大事なのは『行動』するということ。

 薬を飲んで、昼間でも寝ていて、辛いからといって何もしないでいるといつまでも

 何年も治らずにいる場合が多い。

 治った人はなんらかの行動を起こしている。

 ヨガをやる、呼吸法をやる、水泳をする・・・・

 なんでもうつに良いという情報を取り入れて『行動』するということが大切。

 また、カウンセリングと認知行動療法とマインドフルネスの違いも

お話くださいました。

 特に認知行動療法は「考え方を変える」ということ

 そしてマインドフルネスは「考え方を変えるのではなく、洞察する」

 ということ・・・

 もうこれは目からうろこが落ちます!

 それと、すべてのものは自分の中に存在するという話。

 他人を変える、周りの物を変えるのではなく、自分の中にあるものを
 
 見つめるという話。

 ある意味、哲学です。そして禅そのものだと思いました。
 
 マインドフルネスは宗教ではないけれど、禅やヨガの流れを汲んでいるようです。

 詳しいお話はこのブログではしません。

 「うつ」を治したい方は、マインドフルネス総合研究所のカウンセリングと
 
 セッションを必ず10まで受けること、それもできれば家族と参加することをおすすめ

 します。(現在定員いっぱいですので順番待ちをするとよいでしょう)

 今回 あきはいつにもなく一生懸命話を聞いていました。
 
 また、吐き気がしても頭痛がしても騒がず、吐き気がする。頭が痛い。ということを

 そのまま受け入れ、今自分のしなければならないことに向かう。

 というところはすごくよく理解できたらしく、その話を聞いてから

 頭が痛い 吐き気がする

 とは言わず、結構元気でにこにこしてます。

 そして、今日は、頭痛薬と胃薬を飲んで元気に友達とでかけていきました。
 
 マインドフルネス総合研究所の先生の話はすごく感動させられることばかりです。

 最初のカウンセリングで、病院では教えれくれない「うつはどういうものか」

 ということを科学的に論理的に教えてくれます。

 だからどうしたら治るかも・・・・ だから納得してセッションを

 受けられるのです。

 あきは、行きの車でず~~っと呼吸法をしていました。

 そして今日は吐き気と頭痛がありながらも洞察して元気に過ごして

 います。

 「絶対治ります」という先生の言葉は心強いです。


 

 
 

 
 
posted by シュガー at 12:54| Comment(0) | TrackBack(0) | マインドフルネス | 更新情報をチェックする